ただ、あまい 【 るぅと 】

＃７ ページ8

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一学年下の彼と学校生活で遭遇する事は実は少ない


1.2年は新館 3年は旧館 に教室が設立されている為
移動教室等がない限り会うことは無い。


その代わり この男と過ごすことになる。



「 嶋村ちゃーん、チャイムなったら起こして 」


『 いやこっちのセリフ。私もくそ眠いから二人で寝よ 』


青柳 論

青いパーカーがトレードマーク
頭はそれなりに良く女子にもよくモテる


1年の頃からおなじクラスで席が毎回近くなることをきっかけに仲が良くなった。

こう見えて彼も軽音部所属である。


「 なーに、またるぅとくんとえっちなことしたのー？ 」


『 え？なんか言った？ 』


彼の足を思いっきり踏みつける。

女心というものを全く理解しようとしない所とか
私のことを全く女扱いしない所とか 少しウザくはあるけど絡みやすいしそういうところが好き。


るぅとくんからは敵視されてるみたいだけど、彼には絶賛片思い中の女の子がいるらしくて私のことなんて眼中にも無いだろう。


あー、こんなこと考えてる間も
彼に会いたいなぁ、って思ってしまうよ。



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