ただ、あまい 【 るぅと 】

＃４０ ページ41

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彼の家に着けば 早く食べたい〜って駆け足で
リビングへと向かう


2つ分のお皿とお箸を出してくれてなんだか新婚気分


「 あ、寒いですか？こっちのパーカーの方がいいかな… 」


彼が部屋着でよく着ているのを見かける黒のパーカーを借りると彼の匂いがして思わずクンクンしてしまう

相変わらずでかい。


「 いただきまーす。あ、袖ぶかぶかだ 」

嬉しそうに笑って袖捲りをしてくれる。

今日何度目だ と思われるかもしれないけど
なんでこんなにスパダリなんだ…！！

え、いつもの嫉妬深くて甘え上手な年下感満載の可愛いるぅとくんはどこへ…？


「 あ、お風呂どうしますか？…一緒に入ります？ 」

『 …一緒はむり！！死んじゃうから無理！！ 』


想像してしまったせいで鼓動がドクンって早まる。
むぅーって彼は不機嫌になってしまったけど一緒はまだ早いです。


「 えぇ、1人ではいるの、寂しいなぁ 」


いつもひとりで入ってるでしょうが…。
うるうると瞳を潤ませる彼はあざとくて敗北しました


「 へへ〜、恥ずかしがり屋なせんぱい可愛いですね 」


恥ずかしすぎて顔を手で隠すと見せて〜っと剥がされる。

前言撤回

やっぱりこの子は変わらず甘え上手な小悪魔です


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