第6話 ページ7
A サイド
…………………………
話すことが、無い………
A「月、綺麗だね。」
何言ってんだ自分
せっかく推しと喋る機会なのに…………！
もっとあるだろ…！
ここでコミュ症発動すな！
レイ「うん。綺麗、だね。」
レイちゃんは不安そうな顔をしている。
A「と、とりあえずそこにドアがあるから行ってみよう!」
レイ「そうだね。」
レイちゃんは私より少し小さな手でドアノブを引いた。
続くのは長い廊下。
レイ「此処、私の知ってる病院じゃない……………。」
レイちゃんは一層眉間にシワを寄せた。
そりゃそうだよね。
気づいたらここにいて過去の事は思い出せない。
怖すぎる。
私もすごく怖い。
ゲームより本当にリアル。
これから何が起こるかわからないレイちゃんはもっと不安で怖いはずだ。
トリップしたからには推しには笑顔で居てほしい。
よしっ
A「大丈夫だよ！きっと此処から出れるよ。大丈夫だよ！」
レイちゃんの顔を覗き込む。
A「私ができる限りレイちゃんを守る…！
じっちゃんの名にかけてっ！」←誰だよ
…………………………
レイ「…っふ、」
あ、
終わった
私のトリップ生活(？)終わった
さっきの沈黙凄く苦しかったよ！？
レイ「…………っふふ Aって、面白い、ね。」
レイちゃんは腹を抱えこんで静かに笑っている。
A「そんな…面白かっ、た……？」
レイ「だって…Aったら急に必死になって、」
A「だ、大丈夫…？」
レイ「ふふ…………………………はぁよく笑った…。
Aのお陰で不安が吹っ飛んだ。」
良かった、のか…？……まぁ結果オーライだ！
レイ「ありがとう。」ニコッ
あ、あ゛
グハッ←鼻血出た
レイ「大丈夫！？」
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水南マナ - まなとさん» コメントありがとうございます！30cmものさしはこれからも沢山活躍の場(？)がございますので、ぜひお楽しみに！これからもご愛読いただけますと幸いです。 (2022年4月23日 20時) (
レス) id: db64516f3b (このIDを非表示/違反報告)
まなと - 再びコメント失礼致します。30cmものさし大活躍(？)ですね。30cm以内のものならなんでも変えられるって事は小さめの鎌とかにも変えられるのでh(((ファブリーズに変えちゃうの面白かったです！更新お疲れ様です。次回も楽しみにしております。 (2022年4月23日 19時) (レス) @page6 id: ebe81078dd (このIDを非表示/違反報告)
水南マナ - まなとさん» コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ってまいりますので、今後ともどうぞ読んでやってくださいませ… (2022年4月2日 21時) (レス) id: db64516f3b (このIDを非表示/違反報告)
まなと - 初めてコメントさせて頂きます。まなとです。凄く面白そうなお話しだと思いました。これから30cmものさしがどう関わっていくのか楽しみです。更新頑張ってください。 (2022年4月2日 17時) (レス) @page2 id: ebe81078dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水南マナ | 作成日時：2022年4月1日 22時
