4.朝目覚めたら、猫目の勇者になっていた。

その178 アイテム選び ページ37

「ただいまでござる」

シャドウ「おかえ...!?」


部屋に入って、シャドウの驚きの声が聞こえた。
なぜなら、私はトルネードロッドという、少しの間浮遊できるアイテムで、浮遊しているから。

トルネードロッドの先っぽが天井にあたって、ブルルルルという、うるさい音を放っている。


「すごいでしょ！」

ピット「どうしたの、それ！」

クロ「ラヴィオにもらったアイテム。これだけじゃねぇぞ！」


クロは、袋の中のアイテムをザバァっとだした。


シャドウ「ファイアロッド！オレのお気に入り！」

「そうだったんだ」

ブラピ「すごい数だな…」



これだけあれば、自分を強化できるよね！


「私このトルネードロッド気に入った！」

クロ「攻撃…できるのか？…それ。」

「敵をぶっとばせる、とか？誰か実験台になってよ」

シャドウ「ゼッタイやだ！」


シャドウは目をカッと開き、ファイアロッドを守るように抱きしめた。


「嘘だよ。」

ピット「僕もひとつ、アイテム借りていいかな？」

クロ「ああ、勿論。」


床に散らばったアイテム。ピットが選んだのは…


ピット「じゃあ、この弓矢で。」


弓矢は二つある。ひとつは普通の弓矢で、もう一つはすごく神々しい弓矢。
ピットは神々しい方を選んだ。


ピット「神器ににてるし！」

シャドウ「それは…光の弓矢だな。歴代勇者はそれで魔王を倒す。」

ピット「すごい！」

ブラピ「お前みたいな遣い物にならんヤツが使う武器じゃないだろ。」

ピット「なんだと！？」


ピットとブラピは口論し始めた。



「よく喧嘩するなぁ……」

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