4.朝目覚めたら、猫目の勇者になっていた。

その156　お見舞い最中に ページ14

目線戻ります。


「あ〜あ…」

この作戦、うまくいくのだろうか。
不安になってきたよ…


ブラピ「ため息つくと幸せ逃げるぞ」

「今アンタに一番言われたくない言葉だよ、それ」



絵を描くのをやめて、座っていた椅子から立つ。
そしてドアの方へ行く。


ブラピ「どこ行くんだよ」

「クロんとこ」

ブラピ「あっそ…」



ふてくされながらもブラピは私についてきた。


ブラピ「クロって今どこにいるんだ？」

「保健室だよ」


ブラピは一度もクロのお見舞いに行った事がない。
ったく…ちゃんと行けよなぁ…



とか思ってたら保健室についた。


「入るよ〜」


ガチャッ

「あれ、ドクマリさんいないのか」


保健室には、ベッドの上のクロ一人。




クロは、呼吸はしているけどやっぱりまだ目が覚めていない。



ブラピ「…………………///」


ブラピは、そんなクロを見て気まずそうに顔を赤くs………え？
顔が赤い？


「どうしたの？」

ブラピ「いや……寝顔がお前そっくりだから……///」


そんなことか。


「速く目が覚めないかな…」

クロの頬は温かかった。
多分、あともう少しで覚めるだろう。



「…あ！」

ブラピ「どうした？」


「用事思い出した！！ブラピ、ちょっとクロとここにいて？」

ブラピ「…わかった」



バタンとドアを閉め、
急いで用事のある場所へ向かった。


そんな、私がいない保健室では…



?「はぁ……全く、騒がしいなぁAは…」

ブラピ「っ！？」

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