満ちる ページ14
逃げようとする腰を
腕に力を込めて捕まえる
裕「ここにいろ…」
俺にされるがままにされてろ
裕「逃げるな…」
崩れそうになる身体を支えながら
右足をさらにソコに食い込ませる
「嫌ッ…や、ぁ…」
「嫌…ッ、あ…ん」
いいくせに
だってほら、
無意識に両足を擦り合わせてる
俺の足に向かって、ソコ押し付けてるじゃん
裕「ほら、もっと…」
ぎゅうぎゅう押し付けながら
次第にスピードを上げる
「いや、ッ…」
「…や、ッ…あ、……」
「…あ、ッ！」
「あ、ッ！」
右足に突き上げられて、ゆさゆさと揺れる
華奢な身体
掴んだ腰には、指先が食い込む
意識があるのか、ないのか…
虚ろな瞳は、宙を泳いでる
裕「Aッ！」
裕「Aッ…」
君の名前を呼ぶと
それに答えるように、唇が喘ぎ…微かに頷く
「…も、無理ッ…」
「無理ッ…」
「裕君…や、…」
「いや、っ！」
イヤイヤと頭を振る、泣き出しそうな顔が
俺を益々煽る
「裕君ッ…」
裕「可愛いよ、A…」
裕「その顔、その表情…凄く可愛い…」
ほら、あと少し
もっと…鳴いて…
もっと…乱れて
もっと…
もっと…
「…裕ッ…」
「嫌、嫌っ」
「いや…ッ！」
.
.
「………ッ、……」
「…あ、…」
.
.
ピタリ、止まったAの身体
そして
「……あ、ぅ……ッ…」
吐息を一つして、
全体重を俺にかけると…ぐったり倒れ込んだ
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作者名：トウコ
| 作成日時：2019年5月25日 18時
