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迷わず… ページ11
「……ツ、」
彼女の左手は、直ぐに右手首を庇った
裕「大丈夫！？」
直ぐに彼女の傍らに蹲り、彼女を見つめる
裕「どこ！？」
裕「大丈夫！？」
左手が包んだ右手首に指を伸ばしたけど
触れることは出来なかった
「…っ、大丈夫です…大丈夫ッ」
大丈夫じゃないのが、一目でわかった
その苦痛に歪んだ顔を見れば、ただごとじゃないのは、一目瞭然だった
裕「どこ、ここ？」
左手が庇った場所をみると、もう既に赤く腫れてる
裕「病院に行こう！」
裕「病院行かなきゃ！！」
早くしないと、益々酷くなる
「…え、」
苦痛に歪んでた顔が、今度は不安でいっぱいの
表情に変わる
「きゃ…！」
早く病院いかなきゃ！！
それしか考えられなくなってた俺は、迷わず彼女を抱き上げた
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作者名：トウコ
| 作成日時：2019年5月12日 16時
