俺の彼女＊短いお話集＊34

生徒な彼女 4 ページ4

「好き」




「大好き」




「凄く…好き」






「先生…大好き」






『お母さん…より？』





「んッ…」





『お父さん…より？』






「うんッ」





『あとね…えと…』





『ん…と』




『えと…』





…




…






「先生が好き…世界で、一番好き」





『世界で？嘘…嘘ぉー』






「ちが、宇宙でも…宇宙イチ好き…！」





くいッ



ショーツの上から
差し込まれた指先が、ピタリと止まる







先生？






ど…したの？








？






『嬉しいー！』







今日、一番の笑顔

目々ないないのふにゃ…笑顔



それは

すっごく嬉しい時の顔








可愛い…愛しい…






"先生"…なのに…

可愛くて仕方ないの









『ご褒美あげなきゃ！』



キリッと、切り替わった

真面目な顔





…？






『いい子には、ご褒美ッ！』





！？






先生のご褒美？



それって

いつも少しだけ…勘違い






？ってヤツだよね







『ご褒美あげるから…』





『見ててね…』





…





…






『ちゃんと、俺の事、見ててね…』

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