98 ページ17
太輔side
太「死…ぬから…」
「…何、言って…」
太「本気だよ」
「…やめて…」
太「ずっと眠れなくてさ、薬なら沢山ある…」
太「いや、今ここで…」
やわら立ち上がって、Aが使ってたペティナイフを掴んだ
太「ほら…」
その刃先を、左手首に宛てた
太「ここで…」
太「Aの前で…死…ぬことだって出来る…」
「…やめて、太輔…」
「お願いだから、やめて…」
太「それとも…」
「！？」
太「高いんだ、この部屋…
そりゃそうだ、カメラ撮られないようにだもんね」
ガラッ
朝日が昇ったベランダに出た
「太輔！？」
室外機に足を掛ける
太「落ちたら…痛いと思う？」
「…やめて…」
「…やめて、太輔…」
「お願いッ！」
.
.
.
太「じゃあ…」
.
.
太「側にいてくれる？」
太「ずっと…ずーっと」
.
.
太「いやなの？」
泣きたくなんてないのに
壊れた俺の心からは、水が溢れてくる
太「いやなの？」
太「俺の…こと…ッ…」
「…太輔ッ…」
太「死…ねばいいと思ってんの？」
「そんな訳ない…訳ないでしょ！」
太「じゃあ、どうして？」
太「どうして、一緒にいる…って言ってくれないの？」
太「俺の側にいる、って…」
太「言ってよ」
太「言って！」
「…太……輔っ…」
太「言えよ！A！」
太「そうじゃないなら…」
.
.
笑
太「俺は…」
太「今、ここで…」
太「君の前で…死…ぬよ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トウコ
| 作成日時：2019年7月5日 4時
