・ JK×JIN ページ18
ソクジンside
JK「……見てたでしょ?ジンさん…」
ジョングクの喉の傷から、血がにじんできた
…思い出して興奮してるのか?
JIN「見てたよ」
JK「…ユンギくんは?どこ?」
ヘロヘロの体を起こして、ドアのほうを向いた
・
俺の事、からかってるのか?笑
・
JIN「…俺はそんなんで嫉妬なんかしないけど」
JK「べ、別にそんなこと思ってないですもん」
JIN「いじめてほしかったのか?それとも俺の血が欲しかったのか…?笑」
困った顔をしたジョングク
俺の顔を見上げて小さく、うなづいた
JIN「それは無理な話だ」
JK「…ジンさん。俺の事、好き?」
JIN「もちろん」
ジョングクの喉から垂れた血を
指でなぞって救った
・
JK「じゃあなんで、俺達の呪いは解けないの?」
・
JIN「…もういいだろう」
JK「…っ…ん……」
もうそれ以上何も言ってほしくない
俺はジョングクにキスをして、布団の中に手を入れた
JK「ふっ…うぅ……ジンさん…」
JIN「そんなに人間に戻りたいか…」
体を撫でると、ジョングクは意外にも
首を横に振った
JK「わから、ない…でも俺は、ジンさんがすきです…」
JIN「…そうか」
もう一度軽くキスをしたつもりが
弱弱しく舌を絡めて来るもんだから、のせられた
別にもう、生贄の花嫁なんかいらないかもしれない
恋をすれば呪いは解けるなんて悪魔の言うことなんか、どうでもいいかもしれない
でも、俺はジョングク達を人間に戻すために
恋をしなければいけない
俺のせいで、みんなヴァンパイアになってしまったのだから
JK「…ジンさん、ユンギくんからヒョングを横取りするの?」
JIN「俺は別にヒョングに恋なんかしてない」
JK「じゃあいったい誰なら、恋をするの?」
あまたの花嫁を生贄にしてきた
でもどの花嫁にも、心は動かなかった
JIN「次こそ…次の生贄こそ、きっと好きになれる」
ジョングクが俺の腕をつかんだ
彼にしては真面目な表情だ
JK「次はいつ…?」
JIN「20年後の、満月の夜。きっと」
JK「ジンさん、俺、このままここに」
ヒョング「ジョングクくん…?」
俺はジョングクの前髪を軽く整えて立ち上がった
ヒョングが来た
ヒョング「すいませんもう少し後で来ますね…」
JIN「ん?大丈夫だ。もう話は終わったから」
ヒョング「ごめんなさい、タイミング悪くて…」
JIN「いや?…ちょうどよかった」
JK「…ジンさん……」
ここにいたい、なんて、言わないでくれ
・
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songbird55(プロフ) - お山すわりに激萌!!!!! (2020年10月25日 20時) (レス) id: 8b2c24ae88 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - ARMY レイさん» バリバリに更新していくぜ!!!!祭りじゃ祭りじゃ!!!! (2020年10月24日 17時) (レス) id: 9075bac133 (このIDを非表示/違反報告)
ARMY レイ - おぉ! 新作ですか! 唐辛子マンさん最近は新作祭りですね!! 楽しみが増えます!! マジ アイラヴユーです! (2020年10月18日 22時) (レス) id: 9028194480 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唐辛子マン | 作成日時:2020年10月18日 19時