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199.加入 ページ9

その夜、ミスミは夢を見ていた。


今度は…大広間のような場所だった。


前にはステージのような、教壇のようなものがある。


すると、そこに女性が登壇した。


あれはリバイブのロベリアという女性だ。


『…皆さん、改めまして…副代表のロベリアです。
本日は先生の実験が成功を収めたということで…』


実験…あの記事に載っていたことだろうか?


『今回は植物などを使った実験でした。
これは一般の人にも伝わり、話題となりました。
黒魔術の素晴らしさを世に知らしめるために、より努力を重ねなければなりません。
そこで今回は…新たに会員となる者を紹介したいと思います』


その時、若い女性が姿を現した。


あれは…クロユリさんだ!


『先生は今海外の方に出向いていますので…私が代わりに紹介します。
彼女はクロユリさん、黒魔術の道具について興味があるそうよ』


『初めまして、クロユリと申します。
こちらのリバイブに加入することになりました…よろしくお願いします』


集まっていた人達が拍手をしていた。


『ここに居る会員は皆それぞれ叶えたい願いや思いがあります。
それを実行するために彼女の力が役に立つでしょう…
黒魔術では道具が鍵になることも多いですからね』


『はい、ここでもっと道具の知識を深め…先生や皆さんのお力になれればと思います』


『…では、クロユリさんはそちらの席にお戻りくださいな。
続いて、新たな実験について先生からお話がありましたのでお伝えします…』


そこで一旦夢は途切れたかのように思えた。


しかし、今度はクロユリが浮かんできた。


『私は…リバイブで絶対に力を高めるわ。
そして…彼に復讐を果たしてみせる…!』


彼女がそう言うと、辺りが暗くなった。


そこでミスミは目を覚ました。


「…クロユリさんがリバイブに入る夢だった…?
一体何が目的で会員になったんだろう…」


ミスミは夢の最後にクロユリが言っていたことが気になった。

番外編:キキョウの役目(前編)→←198.ミスミの悩み



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作者名:きょうちゃん | 作成日時:2020年3月31日 18時

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