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太宰さんが白虎の鼻先に触れると、途端に敦君に戻る
二人とも、異能力者だった。太宰さんは、異能無効化かな
敦君が床に倒れこむと同時に、私も腰が抜けてその場に座り込んだ
「Aちゃん、大丈夫かい？立てる？」
『あ、はい。ありがとうございます』
手伝ってもらって何とか立ち上がる
『うあっ』
まだバランスが取れなくて、前につんのめった
でも床の固い感じはなくて、代わりに温かいものに包まれる
「立てるまでこのままでいいよ」
『あ、ありがとうございます』
う、うわ、太宰さんの腕の中だった。なんか、ドキドキする
ん？何でドキドキするんだろ。あ、男の人に免疫がないからだ。そう。きっと
「怪我はなさそうだね。善かった」
『敦君は…』
「矢張り異能者だったね。横浜にはよくいるよ。探偵社も異能者の集まりだ」
そっか。探偵社は異能集団だった。なら、話しても、大丈夫だよね
『あの、実は＿＿』
「おい太宰、今の音はなんだ！…その小僧」
国木田さんが倉庫に入ってくる。後ろに誰かいる
「彼が虎の正体だよ。変身している時の記憶はないようだし、制御もできていない」
「全く、分かっていたなら先に云え。この倉庫を囲めと云ったから非番の奴らまで
駆り出したんだ。皆に酒でも奢れ」
国木田独歩 異能力名『独歩吟客』
与謝野晶子 異能力名『君死給勿』
江戸川乱歩 異能力名『超推理』
宮沢賢治 異能力名『雨ニモ負ケズ』
「彼らも探偵社員だ」
『そうなんですか』
女の人もいる。
「其の小娘はまだ居たのか」
「厭ね、追われているのは可哀そうだと思って」
そういえば、今日はまだ見つかっていない
「それで、その小僧はどうする心算だ。小娘も」
「決まっているだろう？＿＿＿うちの社員にする」
「『はあああああああああああああ？？』」
待って嬉しいけど、否、嬉しくないのか？どっちでもいいけど、急に云われても
…ねえ？
「おい太宰、お前は何時も自分勝手に…」
ほら、国木田さんだってなんかいろいろ云ってるし
って云うか、国木田さんって、すごく苦労してそう…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
どうも、ユッカです
遅くなってごめんなさい
これからもちゃんと更新するので見ていてくださったら嬉しいです
よろしくお願いします！
其れから、お気に入りありがとうございます
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菜種梅雨佐矢花(プロフ) - 公式LINE楽しみにしています。これからもう頑張ってください (2020年10月9日 21時) (
レス) id: 495b618e4b (このIDを非表示/違反報告)
ユッカ(プロフ) - ありがとうございます！明日か明後日には更新しますのでよろしくお願いします!! (2019年8月15日 21時) (レス) id: 2a8d441004 (このIDを非表示/違反報告)
夏色炭酸水(プロフ) - とても面白いです!!これからも頑張ってください！ (2019年8月15日 18時) (レス) id: 4b5d2ae9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユッカ | 作成日時：2019年6月23日 14時
