お兄ちゃんに溺愛されちゃうお話【竈門炭治郎】

執着度 捌 ページ9

『(ああ、朝がきてしまった...)』

重い足を動かし、私はリビングへと向かった。









『(大丈夫、平常心、平常心。)』


『おはよう！』


「「おはよう。」」


『お母さん、禰豆子は？』


「禰豆子は部活の朝練習なんですって」

『朝に弱い禰豆子がか、成長したなぁ』



「ふふっ、お母さんは、Aも成長したように思えるけど？」

『なんで？』

「だって、昨日はすごい速さで自分の部屋にいったじゃない？
しかも、今日はなんかよそよそしい感じがするのよねぇ〜」


『それがどうしたの？』









「もしかして、彼氏でもできたのかな？、って思っちゃって」

『いやいや、そんなんじゃないって〜！』

「いいのよ！隠さなくても！お母さんは応援してるから！！」

『だから、そんなんじゃないよって言ってるのにぃ〜』



「.....」







『お兄ちゃん！そんなボーっとして、どうしたの？
心なしか顔も怖く見えるよ？』

「いや、なんでもない。ほら早く食べないと遅刻するぞ」

『はぁ〜い』









『いってきます！』









『お兄ちゃん？本当に大丈夫なの？』

「なにがだ？」

『だってお兄ちゃん、いってきますも言わなかったし、朝ごはんもあんまり食べなかった。
お母さんも心配してたよ？』



「いや、本当に大丈夫だから、ほら遅刻しちゃうし走るぞ！」

『え！？お兄ちゃんでもまだ時間あるけど...』

ぎゅっ

『お兄ちゃん？これは「走るぞ！」え！あ、うん！』




まるで言わせない、というように遮られてしまったが、しっかりと握られている手をみると、

恋人繋ぎをされているのを見て、Aは羞恥心で耳の付け根まで顔を真っ赤に染めた。






走っているときも、離してもらおうかと思ったが、

昨日の出来事も思い出し、恥ずかしすぎて話しかけずらくなってしまったので諦めることにした。

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ラッキーアイテム

禰豆子の前髪止め

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

悪鬼滅殺！ラッキー鬼殺隊士〜！

竈門 炭治郎

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