お兄ちゃんに溺愛されちゃうお話【竈門炭治郎】

執着度 卅漆 ページ38

炭治郎side


気のせいかもしれないが、最近、

Aに避けられている気がする。


学校に行くにも、「カナヲ先輩と行くから！」と言われた。


それならまだいいんだが...

『なぁ、A、』

「あ...ごめん！お風呂入ってくるね...！」


家にいるときでさえも、

話しかけようとすると、必ずどこかに行ってしまう。


禰豆子にも、「お兄ちゃん、お姉ちゃんと何かあったの？」とまで言われた。



.



『よし、今日こそ話を聞くからな！

禰豆子も協力してくれてありがとな。』

「うん、私も早く仲直りしてほしいから！」



.




そうは言ったものの、なかなかAは見つからなかった。

そして昼休み、炭治郎のスマホの着信音が鳴った。

画面には、禰豆子の名前が映し出されていた。


『どうしたんだ？』

「見つけた、お姉ちゃん見つけたよ！」

『そうか！今どの場所にいるか分かるか？』

「食堂の方に居たよ！」

『分かった！ありがとな！』



そういって電話を切り、急いで食堂へ向かった。

炭治郎は食堂のほうに一度探しに行ったため、

避けられているのは分かってはいたが、

そこまで避けられているのかと、少し胸が苦しくなった。


.




.



炭治郎が、行きつくころにはAが食堂から出ていくところだった。

急いで追いかけに行き、たどりついたのは、

ずいぶんと前から使われていない、廃教室だった。

執着度 卅捌→←執着度 卅陸

ラッキーアイテム

禰豆子の前髪止め

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

悪鬼滅殺！ラッキー鬼殺隊士〜！

竈門 炭治郎

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す