お兄ちゃんに溺愛されちゃうお話【竈門炭治郎】

執着度 卅参 ページ34

炭治郎達が学校に行った後もやることがなかったAは淡々と本を読み進めていた。

「A、朝ごはん持ってきたわよ〜、お粥だけど、食べれるかしら？」

『ありがとう、食べれるよ。』


.


「ねぇ、A。悩んでることない？」

お粥を食べていると、お母さんは急に聞いてきた。


『ごふっ！んんっ、今でも十分幸せなのに、悩み事なんてないよ』

ティッシュで口をふきながらAは言った。


「あら、隠し事はいけないわ。」


Aが少し驚き、なんで分かった。というような目で不思議そうに見ていると、


「だって、Aは炭治郎と同じくらい分かりやすいもの。

それに、お母さんたちは家族なんだもの！それくらいわかるわよ？」



『家族...』


「そう。今のAの周りには、家族だけじゃないわ、Aが気づいてないだけで、

自分の悩みを相談できる人たちがたくさんいるはずよ？」


Aが考えているうちに、「じゃあ、お母さんは買い物に行ってくるわね」、といい

部屋から出て行ってしまった。


.



『家族かぁ、そう言えば、お兄ちゃんも言ってたな...』

と、考えているうちに、Aは深い眠りの中に誘われていった。



.






.






.





「おかあさん...おかあさん...」


夢の中でAが見たのは、すでに亡くなってしまった、

実の母の前で泣いている昔の自分だった。

執着度 卅肆→←執着度 卅弐

ラッキーアイテム

禰豆子の前髪止め

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

悪鬼滅殺！ラッキー鬼殺隊士〜！

竈門 炭治郎

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す