俺の隣のすとーかーちゃん番外編 (ページ37)

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翔ちゃんを着替えさせて、お粥を作った。
でも、翔ちゃんは全然食べなくて。

「翔さん。食べないと薬飲めないから」

二宮さんが、無理やり食べさせて、薬を飲ませた。
薬を飲んだせいか、翔ちゃんはすぐ寝てしまった。
それでも、息は荒いけど。
少し落ち着いたところで、二宮さんと大野さんにコーヒーを出した。

「どうぞ」

「ありがとうございます」

「ありがとうございます」

コーヒーを一口飲んだ所で、二宮さんが説明してくれた。

「昨日、雨降りましたよね？」

「はい」

そう、昨日はゲリラ豪雨。
突然降ってきたんだった。

「翔さん、雨に濡れて会社に帰ってきたんですよ」

「そう、雨に濡れてる翔くん、綺麗だったよ。綺麗っていうか」

二宮さんは、大野さんをジロッと睨んだ。

「大野さん・・・」

「・・・わかったよ」

・・・二人の力関係がわかる気がする。