with PROOF-2nd- (ページ13)

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Sk「えっ？どーいう状況？」
Nb「ゴホッ、、、砂煙やば！」

あれから俺らは音のした方に向かって走った。
そんな中でボワッと砂煙に襲われる。
昨日自分たちが歩いたカスピ村の中心地は、砂煙が上がり荒れているようだった。

Ab「怪我してる人いる、、、！！」
Fk「だれだよ、こんなっ！」

村に生えていた木たちは折れ、家が崩れている。
中心地以外は人が中心地から逃げて群がってるのもあり、大丈夫そうだ。

「くぁぁぁあっ！！！！」
「お前たち！なんなんだよ！！」

群がる村人たちの前に数人男が戦っている。
誰かに向かって吠えるように叫んでいる。
あそこに、誰かいるのか？

Iw「俺らも応援行こう。このままじゃ、村人全員に危害が及ぶ。」
Fk「そうだな。」

ヒカルとフッカが前を走っていく。
俺も2人についていくことにした。

Iw「ショウタ、無理だけはするなよ？」
Nb「わかってる。」

後ろを見ると、他も着いてきていた。
俺は精神を集中しはじめ、手を握りしめた。

シュンッ
ゴゴゴゴゴッ

フッカの氷の刃、ヒカルが出した地割れが相手に向かっていく。
見た限り、敵は3人。
俺たちの方が有利だ。

Ab「まって！誰か捕まってる！気をつけて！！」
Fk「わっ！」
Sk「やばいじゃん！！ちょっと、お願い！！」

フッカが急いで刃の方向を変える。
サクマは精霊に頼んだのか、折れた木々を復活させ、枝をぐーんと伸ばし、捕まっている青年が地割れの被害にあわないように阻止した。

Iw「サクマ、ナイス。」
Sk「ふふっ！！」

敵であろう3人が俺たちに振り向く。
同時に群がる村人たちの顔も一斉にこっちに向いた。

Nb「なんか、スターみたい。」
Ab「シー！そちらこそ、こんな村に被害を出して何をしているんですか！」

俺たちと3人の敵の間に緊張感が走る。
村人たちは、俺たちに気づいたのか怯える表情へと変化していく。

？『ほうっ、カスピ村の反応が物語る。ジャマスティエスの方々ですか、、、これはこれはどうも。』

3人のうちのサングラスをかけた1人が俺たち向かって口を開けた。

Nb「あぁ。そうだよ。それがどうした？』
Fk「人質なんかとって、なんかこすくない？」

俺たちはキリッとにらめつける。
しかし、なぜかそのグラサン男はニヤッと笑った。
不気味な笑みに若干背筋が凍りそうになる。

『なんか言い方わるいですねぇー。これはスカウト、スカウトですよ。』

男は腰を抜かす青年に指を指す。
スカウト？このやり方？
俺の頭は混乱しそうになった。