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Nb「スカウト、、、?これが?」

木々が折れ、家も壊れ、村人は怯えている。
これでスカウト?
俺の胸はモヤッとし始める。

『あーそうだ!!』

グラサン男の横で満面の笑みである男が自信あり気にそう言う。対称にいる金髪の男も納得しているかのようにすました顔で俺たちを見つめていた。

『ジャマスティエスの皆さんには関係ないことです。ご安心を!さっ、君、俺たちと行こうよ!』
?「ッ!!」

よくよく見てみると腰を抜かしていると思っていた彼は、かなりの傷をおっていた。
村人を改めて見ると、数人しか怪我をしていない。
もしかしたら、彼は村人を守っていたのかもしれない。

Nb「やめろよ、行きたくねぇって顔してる。」

『ん?』

Nb「彼を離せって言ってんだよ!」

全身に力を込める。
村の川の水も俺の力になってくれるようだ。

Nb「っ!」

手を前に突き出す。
それと同時に勢いよく敵へ大量の水が襲いかかっていく。

『水、、、。はっ!!!!』

相手も魔法を使うようだ。
でも、この水の量には!

Fk「えっ?」

フッカが何かに目を丸くしている。
その理由は数秒後に理解した。

Nb「リョウタと、、、同じ?」

驚きのあまり、魔法が揺らめく。
急いで威力を保ったが、敵にそれは見破られたようだ。

『なに?どうしたの?動揺、、、?』

俺に炎が襲いかかってくる。
もうだめ。
そう思ったが、俺の元にその猛々しい炎はやってこなかった。

Dt「ショウタ!!」

バッと影が被さる。
目を開けるとリョウタがいた。

『あれ?俺と同じ魔法、、、ほーう、面白い。』

魔法がシュンッと消え去る。
相手が魔法を使うことをやめたようだ。

Nb「クッ!」

もれなく、やはりあの反動がやってくる。
気づいたヒカルはリョウタとともに俺の前に立ってくれた。

『ねぇー。あの2人ってもしかしてのもしかしてじゃない?タイガ。』
『多分。』

グラサン男の後ろで2人がぼそっとつぶやいている。
俺たちのことをしっている?

Fk「どうするんだ?戦い終わるか?」
Iw「お前らが、村を出ない限り俺たちはこの村を守る。」

アハハハッと再び目の前の彼は笑う。
そしてリョウタとヒカル越しに俺と目を合わせた。

『今日は諦める。でも、君とはまた会える気がする。そうだ!俺の名前言っておくよ。ロクマルファのジェシー。忘れないでね、じゃ!』

そう言って彼らはビュンッと砂煙とともに消え去った。
去り際、リョウタを見てニヤッと笑った気がしたがそれは気のせいだろう。

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オレンジ - 話の続きが気になる (2021年11月22日 20時) (レス) @page41 id: e2bcb6c633 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Afure | 作成日時:2020年11月7日 18時

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