雨が降り私は歌う [KZ] (ページ8)

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彩ちゃんはとことん愛されとけ()翼ぅぅぅぅ彩ちゃんの事愛してるんだねぇぇ

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えっだって酷くない！？

バカって。

確かに頭は良くは無いけど悪くもないよ

ムンっ！！()

「倒れたってどうゆう事だ！？拾われたって誰に！？」

私は目をパチパチ。

なんでそんなに焦っているの？

『えーと雨の中走って熱出して倒れたら優しいお兄さんに拾ってもらって』

「ごめん何言ってるか分かんない」

酷い！！！

私は又ぷくぅと頬をふくらませる。

ここぞというタイミングでカシャッと音がする。

…

私はスンと真顔になりそーとまふさんの方をみる。

｢あっごめんなさい彩が可愛すぎて｣

見事にスマホをかざしているまふさん。

てへっというように舌を出している。

んっグッかわ…。

｢立花！！｣

忍ってこういうキャラではなかったよね。

ねぇ！？

私はスマホごしにいる忍をキット軽めに睨みつける。

『忍うるさいよ』

すると急にシーン。

ほとんど無音。

えっえっどうしたの！？

私は思わず立ち上がる。

反射的にかまふさんもへっ！？と言いながら立ち上がっていた。

このお方もしかして成人してないの…？(失礼)

｢ごめん…｣

忍のしょんぼりとした声が耳に響く。

ふぇ？

｢立花が心配で…｣

｢何かあったのかと…｣

｢許してくれる？｣

んっ忍も可愛い。

私は良心がチクチク。

『ごめんね私のほうこそ。忍は悪くないよ』

悪いのは私だから。

そういって私は軽く微笑む。

"あの時だって"

"私はが悪かったの"

忍は私をいつも助けてくれる。

たがらつい甘えてしまうんだよね。

こんな私を許して

こんな私を抱きしめてくれて

"立花のせいじゃないって"

忍が過保護になったのもきっとあの時からだね。

ごめんね忍。

『だから気にしないで』

天然の君だからあえて言わないでおくよ。

私は目の奥に綺麗な雫を無視し言葉を続ける。

『それで忍はどうしたの？』

私の事を忘れるまで私は貴方の事を

愛してるよ。

大切な大切な仲間。