おうじたちがかえりました ページ40
「じゃードリゼラ、Aのことよろしくねー」
「さぁ！きょーも頑張るぞー！！」
「ふぁーぁ。もう帰んのかーやだなー」
「ふふふ･･･ドリゼラの汗･･･ふふふ」
『もう早く帰って･･･』
「玄関で30分も立ち話するのは流石にヤバめだワ！」
ストレスでカスカスの声でみんなを見送る。
『やっと･･･帰った･･･』
長い戦いであった。頑張ったぞドリゼラ！！君は立派な玄人！！
「さぁ、ドリゼラ」
『はい、お母様･･･？』
急に呼ばれたのでびっくりする。なんだろ、また急用か何かででかけるのかな
「今日は音楽教室の日ですよ？支度をすませてくださいね」
ギクッ
『もう･･･30日なのですね･･･』
「ねえちゃんマイドン！」
一ヶ月に一回の音楽教室に行くべく、私は支度を進めた。
──────────
『ふぅ･･･』
スカーフをつけてため息。トランペットをもって馬車に乗れば、周りの景色が動き出す。
「ドリゼラ様･･･今日も可愛らしいですわね」
『ベロニカ･･･そう言われると照れちゃうわ』
メイド長のベロニカだけが付き添い。これから桃の国へ行く。
「ドリゼラ様は大人になっても輝くお方に違いありません。私ベロニカ！いつまでもおつきします！」
『ふふ、大げさね。でもずっと一緒にいてくれるのは嬉しいわ･･･ベロニカのケーキ、本当に大好きなの』
場を和ませてくれるベロニカは14才なのにこの屋敷で働く偉い子。おばさん尊敬するわ･･･
──────────
「着きました！さぁ、参りましょう」
『はい。御者さん、ありがとうございました。』
一生懸命私たちを送り届けてくれる御者のおじさんに別れを告げて、音楽教室へ。
お洒落の聖地桃の王国は、音楽、靴、ファッションが発展している。
「〜♪」
鼻歌を歌いながら人々は毎日を楽しく過ごしているのだとか。
「帰りにはお土産を買って帰りましょうね♪それではドリゼラ様、いってらっしゃいませ」
『ありがとう･･･がんばってくるね』
ベロニカとも分かれた私は一つのお屋敷の門を開けた。
──────────
「あぁドリゼラ。来たんだね」
『ご無沙汰しております･･･クウォーツ先生』
私がここにきたくない理由その1
アリス・クォーツさんのお父様にトランペットを習うから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「転生」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つゆロロ(プロフ) - アリスさんの本性が意外だwさん» ありがとうございます。貴方のような天使によってこの物語は支えられているのですね･･･なるほどぉ。続編でも新キャラ出てきますので、お楽しみにー！ (2018年4月19日 21時) (
レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリスさんの本性が意外だw - お帰りなさい。少なくともここにヒトリ更新を心待ちにしていた者がいますよ？
ずっと続きが読みたかったので更新再開嬉しいです♪
楽しみにしてます。これからもがんばって下さい！ (2018年4月19日 7時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
つゆロロ(プロフ) - チョークさん» ありがとうございます。深夜に思いついたお話なので、下の方に突っ走っております(ﾆｺｯ (2018年2月12日 11時) (レス) id: 3fbfa2c7b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョーク(プロフ) - 国王がロリコンとは……！思わず笑ってしまいました！この発想はなかったです。続き楽しみに待っています^^* (2018年2月12日 11時) (レス) id: e74d4ea6bf (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - つゆロロさん» な、なんか部外者がすみません！ いや…ディズニーって著作権が厳しいって聞いたので読めなくなったらどうしようと思ったらつい……これからも更新頑張ってください！！ (2018年2月3日 20時) (レス) id: cce5a6453e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つゆロロ | 作成日時：2017年12月18日 1時
