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自分の罪を隠すための言い逃れ。なんて宇佐美さんを責める人も居たけど、先生がそれを制止した。
「宇佐美が言ってる事は本当だ。フェイク動画を撮った生徒はこの中に居る」
大体の検討も着いているようで、今日はその人物を探すのが課題。皆で話し合ってその人物を見つけ出す。そう思っていたけど、どうやら今日の犯人探しの回答者は生徒じゃないみたいだ。
「昔から犯人捜しはお巡りさんの仕事だと決まっている」
教卓に置いてあったスマホを持ち、耳に当てる。どうやら授業が始まった時から警察に繋がっていたみたいだ。電話の相手は郡司警部補。
「これから問題のフェイク動画をあなたの携帯に送ります。そしてその動画の撮影者を捜してください。タイムリミットは夜の8時。見事犯人を当てる事ができたら全員を解放しましょう」
解放の言葉に教室は騒がしくなる。皆ここから出られる期待に胸を膨らました。しかし現実はそんなに甘くない。1日目、中尾君は死んだ事になっているのに、都合よくペナルティが無い。そんな事があるわけなかった。
「ただし、間違えたらクラスから犠牲者が出ます」
《…何だと？》
「まぁいつもは1人なんですけどね。刑事さんは捜査のプロですから」
いつもは一人。なら今回は…
「生徒"5名"の命を奪います」
5名の命が犠牲になるかも知れない。それに選ばれるのがもし自分だったら。皆の顔は期待から一気に絶望へと塗り替えられた。
それと反対に先生の顔は楽しそう。随分と口角が上がっている。
「僕のプレゼント、気に入ってもらえましたか？」
そう挑発するかのように笑う先生に、郡司さんは怒りを抑えるように声を発した。
《舐めた真似しやがって…》
「期待してますよ。それでは……Let's think!!」
人差し指でこめかみをトントンと叩く。そこで彼は通話を切った。今頃郡司さんは捜査に走り出した頃だろう。いつも通り教室を出ようとする先生。あ、と声を上げ思い出したように振り返った。
｢忘れてた、北原。包帯変えてやるからちょっと来い｣
｢分かりました｣
プロジェクターをもち、後に続いて出ようとすると、5人の命が天秤にかけられた事が納得いかない皆が噛み付いた。
「なんだ、5人じゃ不服か？なら10人にしようか？」
「冗談はやめてください！」
「俺は本気だよ。刑事さんを可哀想に思うなら動画を撮った者が速やかに名乗り出ればいい」
「名乗り出るわけねえだろ」
「だったら刑事さんを信じるしかないな」
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くすさな(プロフ) - 夜空舞琳さん» すみません…気付かなかったです(><)訂正しました！よろしかったら確認お願いします！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年3月5日 13時) (
レス) id: 780399e946 (このIDを非表示/違反報告)
夜空舞琳(プロフ) - ページ31の里見が風見になってますよ (2019年3月5日 9時) (レス) id: 560c97d27f (このIDを非表示/違反報告)
くすさな(プロフ) - さくさん» ありがとうございます！そんな事を言って頂けるとは...感無量です(*^^*)これからも頑張りますね!! (2019年3月5日 0時) (レス) id: 780399e946 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 続きがすごく気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年3月5日 0時) (レス) id: 0e87e79620 (このIDを非表示/違反報告)
くすさな(プロフ) - 花音さん» ありがとうございます(´∀`)頑張りますねっ！ (2019年3月3日 16時) (レス) id: 780399e946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くすさな | 作成日時：2019年2月25日 23時
