留まる思いは知っている・・・

若武の幼なじみ ページ3

ー彩ー

「で？若武．．．この人誰？」

さっきのワッフルの件で少し怒っていたから、つい若武を責めるような口調になってしまう。

あれから、いろいろあって、取り敢えず、若宮さん？の事も聞きたいから、一緒に書斎に来てもらう事になった。

「若武、もしかして今日の会議ってこの子と関係ある？」

小塚君が若武に聞く。

「あぁ。実はそうなんだ。あっ、鈴花は隣の部屋に行ってくれ」

若武が弱々しく、言う。

どうしたんだろう．．．少し元気が無い気がする。

「で、俺達を集めた理由はなんでしょ」

翼がいつもの調子でいるからなんだかホッとした。

「さっきの女の子．．．鈴花ちゃんと関係あるんだね。若武先生」

黒木君の言葉に若武はコクッと頷く。

あ、今のちょっと可愛かったかも．．．。

って違うっ！

ブンブン頭を振って話に集中する。

「実は．．．さっきの女の子は俺の幼なじみで、名前は若宮鈴花。口調がちょっと悪いけど、まぁいい奴だよ」

あ、幼なじみだったんだ。

鈴花ちゃんかぁ〜．．．可愛い名前だなぁ。

「で？その幼なじみと俺達がなんの関係があるんだよ！俺は帰るっ」

えぇ⁉

そ、そんな〜‼久しぶりに皆で集まったのに。

「〜っ！待って‼上杉君、お願い．．．もう少し、居て？」

「／／／／／あぁ、うん／／」

ーＫＺ男子軍ー

若(あいつ！リーダーを差し置いて、アーヤとイチャツキやがって。クッソ！)

小(上杉．．．気持ちは分かる、けど！やっぱり、僕でも許せないよ。上杉．．．！)

黒(無言の圧&黒笑)

翼(あーあ．．．お仕置きだなぁ上杉。アーヤは無自覚みたいだけどWWW)

忍(なんか．．．ムカついた。何だろ、この気持ち．．．？？？)

ー彩ー

あれ〜⁉

何か皆が怖いっ！

上杉君、なんか睨まれてるよ？←あなたのせい

うーん、やっぱり男の子って分かんない。

これ、私的事件ノートに書いた方がいいかも?．．．(危ない誕生日ブルーは知ってる参照)

とある電話→←若宮さん？現わる

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