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･･･こんなに苦しいことが世の中にあるだろうか。
･･････呼んだ？
すべてあなたが仕組んだことなの？
泣き崩れる彼女を見ても、廉は１ミリも崩れない。
付き合っているんでしょう？
恋人である彼女を見て、何とも思わないの？
私もあなたに利用された？
全てを見下した目。
私も、彼女も、全てが物にしか見えない？
あなたには感情がないの？
どうしたいのよ。
「...ふざけないで、
私はあなたのおもちゃじゃない」
キッと彼を睨んで、掴まれていた腕も振り払う。
その場を立ち去ろうとした。
彼はそのまま立っているだけだ。
「待ってよ、何か言うことあるんじゃないの？」
ボロボロに泣いた顔、マスカラがどろどろに溶けながら、それでもレナはこの部屋を出ようとするわたしの足を止めた。
...惨めでも最後のプライド？
「悪いけど、...」
口を開いた後、後ろを振り返った。
彼はやっぱり壊れない。
「...すべてあなたの彼が知ってるんじゃない？
わたしは利用されただけよ、」
「っ相変わらず綺麗ね、
本当むかつくくらい、
何をしようが男はみんなあなたに手を差し出すのね？」
...ああ、あの時の続きを聞いたようだ。
レナはいつも唇を噛み締めて自分の中で押し殺すのに。
相変わらず強い口調とは正反対に、唇を噛み締めた表情があまりにも痛々しくて、そんな彼女に言い返すなんてできるわけなくて、ただ黙って図書室を出た。
頬に濡れた感触。
流れた涙の意味が自分でも分からなかった。
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「＿＿ ねえ、俺が助けてあげようか？」
新しい、ヒーロー？
この物語はまた、複雑に絡み出す、
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「＿＿... 平野先輩、」
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さっち - ドロドロしたのが読みたかったのでほんとこのお話最高です！更新楽しみに待ってます！ (2016年10月17日 23時) (
レス) id: 98800b7e8f (このIDを非表示/違反報告)
侑貴 - 更新楽しみにしてます！ミステリアスな感じに引き込まれていってしまいました！作者さんのこの作品大好きです！お願いします、作品を書いてください！ (2016年10月2日 23時) (レス) id: 09b0973850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きら | 作成日時：2016年9月5日 23時
