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54話 ページ5

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出入口付近に居る一人の犯人に両手を上げて私から声をかけた。



「ねえ、私も人質に加えてもらえない?女性はあのままでいいから。」

「何を考えている。」

「何も?人質がたった一人増えるのに何か問題でも?」

「人質が増える程、足手まといが多くなる事くらい分かる。」



犯人の男は思っていたより莫迦ではなかった。

では、こうしましょうと人質の女性と私を交換する事を提案すれば、身体検査をすると言われて男に身体を触られる感覚が気持ち悪い。

腰に備え付けていたナイフを見つけると私が直ぐに取れない程に遠くへと投げられた。



「物騒な物持ってんじゃねえか。」

「あら、ごめんなさい。うっかりしてたわ。」



私の腕は後ろ手に拘束されてから女性を間に挟んでいる犯人達の元に連れていかれた。

それが私の敦君への突入の合図だった。

指をパチンと鳴らして〈眠りへの誘い〉を発動。

私の周りに居た、女性含めての四人は眠気に襲われる。その隙に犯人が持つ銃を蹴り上げて遠くへと飛ばす。

後は三人を伸して、窓付近に居た犯人を敦君が制圧すれば



「はい、任務終了ね。」



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年4月25日 22時

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