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監督は一度目を通したが、私に写真を突き返して知らないな、そう答えた。
私は少し期待しすぎていたのかもしれない。写真に写っているこの人が、この人たちが私の親なのかと。それと同時に何故私を捨てたのか、何故私の前からいなくなったのか疑問は浮かび上がるばかり
「ただ、その隣にいる女性はお前の母親に間違いないだろう」
「え……」
「お前に、よく似ている」
監督は冬花さんに向けているような眼差しで、私を見た。ドクンドクンと心臓が煩く鳴る
この女の人が私の……。でも、その人の隣にいる人を監督は知らない。なら、何故二人は手を取り合って笑っているのだろう
「ありがと、ございました……」
監督の部屋を出て、自室に戻ろうとすれば、私の部屋の前にヒロトが立っていて、私に気づいたヒロトはやあ、と片手を挙げた
話せるかな、と言うヒロトに大丈夫、と答えヒロトを部屋へと招き入れた。ストンと座る彼につられ、私も腰をおろす
「何かあった？」
そう優しく聞いてくるのはヒロトの良いところだと思う。だけど、今回だけはそれが酷く鬱陶しく思えて冷たく突き放した
それなのに
「俺達は家族だ。家族が悩んでるのを見たらほっとけないよ」
ぎゅっと私を抱き締めてゆっくりと背中を撫でるヒロトの手は凄く温かかった
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アスナ(プロフ) - シリーズ通して読ませていただきました。とても面白くて素敵なストーリーで毎話胸を躍らせながら読ませていただきました！続きが読めるのを楽しみにしています！ (2021年4月14日 3時) (
レス) id: b84aaa8c30 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - 汎用うさぎさん» 問題ないです！ありがとうございます (2021年3月7日 1時) (レス) id: d271d60620 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - 綺世さん» 返信遅くなりすみません！拝見しました！ありがとうございます！ご紹介の方は大丈夫でしたでしょうか？ (2021年3月6日 22時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - 汎用うさぎさん» 見られますか？ (2021年3月2日 21時) (レス) id: d271d60620 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - 汎用うさぎさん» http://uranai.nosv.org/img/user/data/9/0/9/909cf9757038e816e6dd5cb47455b45f.png (2021年3月2日 21時) (レス) id: d271d60620 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2018年5月6日 11時
