【ダイヤのＡ】私のこと、忘れるくらい幸せになって…

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ー貴方sideー


ただいま午後の部活なう。


昨日痛めた足はもうすっかり良くなった。

だけど御幸先輩は“またボールぶちまけられたら困るから”
って、気を利かせて高島先生に言ってくれてたみたい。

全然知らなかった。


と、言うわけで！

今日は打率の計算やスコアブックまとめたりと事務的なお仕事。


ほんと、
御幸先輩ってよくわからない。

優しいの？意地悪なの？

考えれば考えるほどもやもやが高まる一方…


『あーもう！やっぱ動きたいー！！』


こーやってじっとしてるからもやもやするのよ！

よし！外に出よう！


『あ、もう練習終わった…』


グランドを見渡すと寮に戻ろうとする選手たちがいた


『御幸先輩いた…』

無意識に探してたとか恥ずっ///

御幸先輩は、えーじゅん、春っち、さとる、倉持先輩、伊佐敷先輩、結城先輩、亮介先輩に囲まれて楽しそうに話してた。


楽しそう…そう思って見ていたら倉持先輩と目があった


やば、見すぎた…


私の心とはうらはらに、倉持先輩はニッとわらって手招きした。

私ですか？と指を当てると、倉持先輩はコクリと頷いてはやくはやくと手を動かした



まぁとりあえず行くか…


近くまで行くと、私に気づいた伊佐式先輩も見てニッと笑った



え…！？私なんか変なのかな…？？


伊佐敷「お、御幸、噂をすれば妹の登場だw」

亮介「御幸の妹とかかわいそう」

倉持「ヒャハハー！バランスいい兄妹じゃないすかーw」

『ふぇ…？？？』


き、兄妹…？私と御幸先輩が…？


頭にはてなを浮かべまくっていたわたしに、結城先輩はことの成り行きを話してくれた。

結城「さっき、昨日のAと御幸のことを話していてな、
兄妹みたいだったなとみんなで言っていたんだ」


あーね！少し納得…？

御幸「お前が妹だったら飽きないだろうけどめんどくさいなーw」

『はー！？それはこっちのセリフですよー
“はぁーウチのお兄ちゃんたら”って口癖のように言ってる自分が想像できます〜』

沢村「ああああ！確かに兄妹だ！！」

降谷「ツーン」

伊佐敷「ほらやっぱり！」


えーじゅんに言われるとかよっぽどじゃん…



亮介「今日はもう暗いんだし、送ってあげなよ、“お兄ちゃん”」

倉持「妹も送って欲しいってよー(ヒャハ」


倉持先輩からのノれよという視線…

いいわよ…ノッテやるわよ！！



『お兄ちゃん！送って〜！(ニコッ』

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