【ダイヤのＡ】私のこと、忘れるくらい幸せになって…

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―貴方side―


そんなときだった



―ガラッ



？「だぁぁぁぁ！
教科書忘れたぁぁぁぁ！！！」


耳障りなくらい元気な声…



？「あれ…？
キミは転校生の−」


おぉっ！
どうやら私に気づいてくれたようだ。



？「名前、なんだっけ？」


『だあっ！』



ちょいちょいちょい！

まじかよ！

この雰囲気で？

期待したのに！



なーんて言葉を必死に呑み込んで


『あはは…
小鳥遊Aです…(ニコッ』


？「そうそう！
そんな感じだったな！
わははは」



おいコラ。



沢村「俺は沢村栄純。よろしく。」



そう言って沢村くんは手を出してきた。



『こちらこそ、よろしくね。
沢村くん。(ニコッ』


沢村「小鳥遊、次は図書室移動だよな？
一緒に行こ！」



優しいではないか…！



『うんっ。(ニコッ』







私の高校での初めての友達は、沢村くんでした。

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