君への愛唄 part2

愛唄59 ページ29

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−先生side−


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ー翌日。


Aさんの検診を行った。


身体測定、血圧測定、心電図検査。


そして最後にAさんの健康状態を確認した。


「調子がいい時と悪い時があるか...それ以外には何もない？」


あ「はい。」


「分かった。じゃあ次、喉見るよ。口開けて。」


Aさんの喉を確認。


うん、扁桃は問題ない。


「じゃあ次、首触るね。失礼するよ。」


あ「はい。」


そっとAさんの首に手を添える。


...ん？


あれ...


Aさんのリンパ腺が少し腫れている？


少し大きいな...


「Aさん、首が少し腫れてるみたいだけど...これっていつから？」


あ「え、首が腫れてる...？あ、ホントだ。いつの間に...」


「痛みはないの？」


あ「はい、全く。なので気づかなかったです...」


...まさか。


「Aさん、一旦首のレントゲンを撮ろう。すまない、Aさんをレントゲン室へ。」


「はい。さ、桜木さん。こちらへ。」


あ「あ、はい。」


Aさんは看護師に連れられ、レントゲン室へと向かった。


...嫌な予感がするな。



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ー「先生、桜木さんのレントゲン写真です。」


数分後、看護師が桜木さんのレントゲン写真を持ってきて、僕はそれを確認した。


「...やはり、ここまで進行していたか。」


「先生...何か問題でも？」


「嗚呼...至急Aさんのマネージャーさんと一ノ瀬トキヤ君を呼んでほしい。
大事な話をしたい。」



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