君への愛唄 part2

愛唄31 ページ1

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−トキヤside−


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―私たちの前のアーティストがパフォーマンスをしているのを、私たちは舞台袖で見ていた。


ト「...」


なぜだろう...いつも緊張はしないのに、


緊張...してきた。


あ「...一ノ瀬さん。」


すると、隣にいた桜木君が優しく私の手を握る。


ドクン...


ト「...桜木、君...?」


あ「...私も、緊張しています。」


ト「...わかったんですね、私が緊張していること。」


あ「もちろん...あなたのことはずっと隣で見ていましたから...」


ト「桜木君...」


あ「...私、ユニットのパートナーが一ノ瀬さんで本当によかった。
一ノ瀬さんとこれからも、歌っていきたい。
ずっとずっと...」


桜木君が私を見つめ、笑顔でそう言った。


あ「...歌いましょう。私たちの歌。
たくさんの人を、幸せにしましょう。」


ト「...ええ。」


あ「...じゃあ、行きましょう。」


そして私たちの番になり、私たちはステージへと向かった。



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