第九十四話 ページ48
〜カナside〜
皆外に出ていつ始まっても良いように、準備万端で待っていた。下級生と一部の先生は家に近い、カノン砲からは出来るだけ遠ざけた。危ないからな。
上級生は先生方と三年生を含め、喜八郎の掘った蛸壺や俵などの陣営具の付近で待機している。
敵方の砲兵隊の隊長だろう者が、合図で手持ちの旗を振り下ろした。始まる…
ドォーンッ!!
カノン砲が発射された。
田村「届かない。」
まだ三木ヱ門はあの距離からカノン砲の弾丸は届かないと思っているらしい。
虎若の父「伏せー!」
虎若のお父上が、伏せろと合図をした。一度で聞き取れるか心配だから、こういうのは何回あってもいいだろう。
氷上「伏せろー!カノン砲の弾丸が降り注ぐぞ!さっさと伏せるんだ!!」
ダメだ、間に合わない!地面にバウンドしてこちらに向かって砲弾が降り注ぐことは想定内だが、威力が収まっていない。
一年生「うわぁっ!?」
一年生はかなりギリギリで危なっかしいが、何とか砲弾は躱した。だが、そう安心はしていられない。次から砲弾が休む暇なく打ってくるだろうからな。隠れさすなら今だろう…
氷上「お前ら、今のうちにさっさと隠れるんだ!そして、伏せろ。そうすれば、砲弾が直撃することは無いはずだ!」
急いで一年生の危なっかしい奴らを隠れさせて、伏せるように指示した。そして、何とか全員隠れた。
何とか全員隠れた瞬間、砲弾が次々と飛ばされてきた。さっきの砲弾が合図かのように…
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H - ありがとうございますm(_ _)m (2022年4月9日 17時) (レス) id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
*:.。.kana .。.:*(プロフ) - Hさん» すいません、今すぐ直しますね!指摘してくださって、ありがとうございます。 (2022年4月9日 12時) (レス) id: e2385a5b08 (このIDを非表示/違反報告)
H - 名前が反映されず、(夢主)表記になります (2022年4月9日 12時) (レス) @page1 id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*:.。.kana.。.:* x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時:2022年4月9日 11時