【呪術廻戦】 呪術師“最強”の妹〈番外編2〉

〃 ページ22

姉妹校交流会

スタァートォ!!!





先輩を敬えという歌姫の怒号が最後に聞こえたところで、放送は切れた

「(相変わらずだな、あの2人は…)」

両校が一斉に動き出す

「例のタイミングで索敵に長けたパンダ班と恵班に分かれる 後は頼んだぞ、悠仁」

走りながら真希は悠仁にそう言った

「オッス！！」

走る東京校メンバーの前に呪霊が現れる

「3級(ザコ)だな」

呪霊を見たパンダがそう言った

「来るよ」

戦闘態勢に入る後輩達に向かってAはそう言った

ﾊﾞｶﾞｯ

「いよぉーし！！ 全員いるな！！
まとめてかかってこい！！」

東堂がそう言うや否や悠仁が1人前に飛び出し、東堂の顔面に膝蹴りを食らわせた

「散れ！！」

真希の合図で各々が作戦通りに動く

(因みにAは恵班 人数的なアレで)

真希達と森を走る

「東堂1人でしたね」

「やっぱ悠仁に変えて正解だったな」

「(…やっぱそうなるか…
流石に悠仁でも全員相手は無理だしな)」

Aは京都校メンバーの呪力を感じ取ると、

「2人共先に行って ちょっと…行って来る」

前を走る2人にそう言った

「虎杖ですか？」

「まぁね」

「分かったよ」

2人の返答を聞くとAは来た道を引き返した





ｰｰｰｰｰ

ミーティング

「東堂は確実に直で私達を潰しに来る
真依も私狙いで便乗してくるかもな
東堂は化物だ 全員で相手して全滅するのが最悪のパターン
だから足止めとして1人だけ(・・・・)パンダか恵を置いてくつもりだったが…」

真希がそう言うと悠仁とAを見た

「正直、Aさんの方が良いよな」

「勝率を考えりゃな」

真希とパンダがそう言った

「？」

「ﾊｧ…」

首を傾げる悠仁と溜息をつくA

「嫌そうですね、A先輩」

「嫌だよ 東堂の相手なんて」

伏黒の言葉にAはそう返した

「珍しいですね アンタがそんな風に言うなんて」

「単純な力比べになったら負けるからね」

「確かに、東堂の打撃はA先輩より重いです
でも、呪力調整したらそれなりに張り合いますよね
それに、A先輩なら彼奴の速さにも対応できると思いますし、先輩達がああ言うのも無理ないかと」

「恵 それは過大評価すぎる」

伏黒にAはそう言った

その言葉に全員が反応する

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