【東京喰種:re】有馬貴将の右腕 (ページ8)

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「総勢40名の小さな集団だ
レートは確認できているだけでA〜Sレート
クインケの使用によっては、SSに匹敵するだろう」

十六夜はそう言った

「ここまでに何か質問は？」

「この件に、有馬特等は参加しないのですか？」

黒磐が十六夜にそう聞いた

「あぁ彼は別件でな」

「そうですか…」

「私では不服かな？黒磐二等」

「い、いえ、決してそういう訳ではありません」

十六夜の言葉に黒磐はそう言った

「じゃあ、十六夜准特等のクインケは？」

不知が十六夜にそう聞いた

「不知君それは大丈夫だよ」

不知の言葉に琲世がそう言った

「え？」

「Aさんのクインケは一つじゃない
それに、Aさんは強いから」

「嬉しい事言ってくれるじゃないか、琲世」

琲世の言葉に十六夜は微笑んだ

「…他に質問は？」

十六夜が言うと、誰も手を挙げなかった

「じゃあ、話を進めるよ
今回の作戦の総指揮は私が取るが、私も戦闘には参加する
万が一、私と連絡が取れなくなったら、平子上等に報告を」

十六夜はそう言って平子を見た

「あぁ」

「それから、身の危険を感じたらすぐに逃げろ」

「撤退しろってことですか！？」

十六夜の言葉に瓜江は椅子から立ち上がり、声を荒げた

「瓜江君…」

「そこまでは言っていない一度引いて体制を立て直せと言う意味だ」

「そんなの…俺は！」

「瓜江二等虎穴に入らずんば虎子を得ず…だが、退くも勇気だ」

十六夜は、瓜江にそう言った

「…！」

「……連中の拠点は11区の廃墟
周辺住民の避難は、今頃完了しているだろう
今夜乗り込むと言ったら何か問題あるか？」

十六夜がそう言うと、誰も何も言わなかった

「なら、今夜乗り込もう
私と平子班は正面から、琲世達クインクス班は裏から攻める…異論は？」

「…いいんじゃないか？」

「そう？じゃあこれで解散…と言いたい所だけど、琲世と丈君は残ってくれない？他は今夜の準備していいから」

十六夜がそう言うと、平子と琲世以外の捜査官達が会議室を出て行った

「ﾊｧ…」

十六夜は溜め息を吐くと、机に突っ伏した

「大丈夫ですか？ Aさん」

「大丈夫に見える？」

十六夜の返答に琲世は苦笑いを浮かべた

「まぁ、良いそれにしても琲世の部下は面白いな」

「個性的な子達ばかりで手を焼いてますよ」

「そう…夜はちゃんと米林ちゃん連れて来てね」

「あ、はい…」