#3 ページ5
「有馬サーン! あの話してくださいよ」
「あの話?」
「
「なにそれ」
「十六夜さんは知ってるでしょう?」
倉本が十六夜にそう言った
「知ってるというか…見てたというか…」
「え? 本当に有馬さん傘で喰種倒しちゃったんスか……?」
「……いや、
「マジなんスね」
クインクス班の不知が有馬の話にそう言った
「懐かしいね あの時、貴将君が傘を持ち出したから流石の私も丈君と顔見合わせてびっくりしたし」
「…え?」
Aの言葉に不知は聞き返した
「?」
「え…今、有馬さんのこと貴将君って呼んだっスよね?」
「そうだけど?」
「ま、真逆、本当に有馬さんと…!」
倉本がそう言った
「恋人じゃないから安心しろ」
倉本が次に言おうとしたであろう言葉に有馬はそう言った
「じゃあ、どんな関係なんスか…?」
「上司と部下」
「いや、上下関係無いでしょ」
「幼馴染」
「あぁ…成程………って、幼馴染!?」
暁と琲世、鈴屋以外が驚きを顕にした
「そんなに驚く事か?」
「まぁ、初めて聞いたら驚きますよね…
Aさん、料理はどうですか?」
「美味しいよ、琲世」
十六夜は琲世にそう言った
「良かった」
「そう言えば、十六夜准特等
貴殿は常に有馬特等と居る為、あまり話題にならないが、貴殿もかなり滅茶苦茶話があるな」
暁が十六夜に言った
「そうなんですか?」
暁の言葉に琲世が言った
「喰種が暴れだしたレストランで珈琲を飲んでいたとか、腕を怪我していたときに片手だけで喰種を十体捕縛したとか」
「えぇ…」
「最後のって十年以上前の話なんだけど…何で知ってるの?」
暁の言葉に十六夜はそう言った
「父に聞いた」
「あぁ…あの人にはクインケの使い方をよく教わったなぁ」
「そうだ アキラさん、Aさん」
思い出した様に琲世はそう言うと、二人に包装されたプレゼントを差し出した
「?」
「これは?」
「お二人には何時もお世話になってるので、僕からクリスマスプレゼントです」
琲世はそう言った
「これは…髪飾りか ありがとう」
「私のは…手袋か」
十六夜はそう言うと、自身がつけている手袋を外し、琲世から貰った手袋を着けた
「どう?」
「似合ってます! ハグしても?」
「フフッ その前に私も琲世に渡すものがある」
187人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱鷺の砂(プロフ) - pookyさん» ありがとうございます!! (2020年8月23日 15時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
pooky - とても、面白いですね!続きが気になります! (2020年8月23日 12時) (レス) id: 012e567f90 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2020年8月19日 16時