#25 ページ27
ー翌日ー
pm)1:00
S3会議室には、有馬率いる0番隊が居た
「『Butterfly』の構成員は、確認されているだけでも50体……実際はもっと多いと思う」
十六夜が資料を片手にそう言った
「この50体の内、Aレート喰種が35体、Sレート喰種が10体……残りの5体は、S+〜レートと判別されている」
「だが、それで全部ではない…」
十六夜の言葉に平子はそう言った
「そう
それに、この組織を束ねるトップの正体が未だ不明
色々調べては見たけど、得られた情報は全てバラバラ
男だとか女だとか…老人だとか若者だとか…あまりにも十人十色過ぎて頭を抱えているところ」
平子の言葉に十六夜は苦笑を浮かべてそう言った
「なら、喰種を駆逐しながらボスを捜す それが一番速く終わる」
有馬はそう言った
「理界達でAレート喰種
俺とA、丈で残りの喰種を一気にやる」
「(あ、これペース速いやつだ…)」
有馬の指示に十六夜はそう思った
「………」
「いい?」
「「「はい!」」」
「分かりました」
「まぁ…それが貴将君の命令なら、やるしかないね」
有馬の言葉に、各々そう言った
「A 作戦の決行日は、今夜で問題ない?」
「今夜………そうだな…
連中は5日おきに拠点を変えているらしく、最近拠点を変えたのは3日前だから…丁度油断している頃ではあるね」
十六夜は有馬に言った
「じゃあ、今夜に作戦を決行する」
有馬はそう言うと、椅子から立ち上がった
「じゃあ、俺は局長にその事を報告して来るから」
そして、会議室を後にした
「A 有馬さん…何かあったのか?」
「…実はこの件、元々S2のものでね
でもS2は『ロゼ』の件に回る事になって、ウチにこの件の後始末を昨日命令されたんだけど…」
十六夜はそこまで言って言葉を切った
「…?」
「その連絡が来たのが夜でさ…資料を見る為に本部に来たら、それがあまりにも何も使えなくて…
そこから徹夜で色々調べて、今日の午前中はコクリアの喰種に尋問して情報の裏を取ったり何だかんだやってたの」
十六夜はそう言うと、欠伸をした
「それは…大変だったな」
「本当に
だから……今夜は覚悟決めようか」
「…あぁ」
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朱鷺の砂(プロフ) - pookyさん» ありがとうございます!! (2020年8月23日 15時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
pooky - とても、面白いですね!続きが気になります! (2020年8月23日 12時) (レス) id: 012e567f90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2020年8月19日 16時