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時が経ち四月
対策局式典が開かれ、オークション掃討作戦に参加した捜査官達は昇格した
「(Aさん、居ないのか……)」
琲世は辺りを見渡した
「(あの時以来、彼は辛そうに『お姉ちゃん』と言う……
その理由、僕の暴走を止めたAさんだったら分かると思ったんだけどなぁ……)」
一方その頃、十六夜は第一アカデミーに講師に来ていた
「クインケとは…金属質素材の『クインケ鋼』を用いて、喰種の赫包を加工した我々の武器だ」
十六夜は講堂で受講生達を前にそう言った
「クインケの種類は主に4種
遠隔攻撃に長けた『羽赫』
近接攻撃に長けた『甲赫』
ギミックを組み込むことが可能な『鱗赫』
主に新人が使い扱いやすい『尾赫』
君達が捜査官になって一番最初に手にするクインケが『
そして、もう一つ……異種の赫子を組み合わせて作る『キメラクインケ』だ
キメラクインケに関しては、作り出すのが難しい……まぁ、知識として持っておいて損はないだろう」
十六夜は、受講生達にそう言った
十六夜の真後ろにホワイトボードがある
他の捜査官達が講義をすると大体、ホワイトボードは使われるのだが、今回は使われていない
つまり、少しでも聞き逃せば全て分からなくなる
「じゃあ次にーーーーー」
講義が終了し、十六夜は講堂を出た
「十六夜准特等
お忙しい所、ありがとうございました」
そう言ったのは第一アカデミーの責任者だ
「いえ、大丈夫ですよ
では、私は別の仕事があるので、これで失礼します」
十六夜はそう言うと、アカデミーを後にした
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朱鷺の砂(プロフ) - pookyさん» ありがとうございます!! (2020年8月23日 15時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
pooky - とても、面白いですね!続きが気になります! (2020年8月23日 12時) (レス) id: 012e567f90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2020年8月19日 16時