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Track14 ページ18

「良かったのか、銃兎?」

Aが場を離れると、理鶯は銃兎にそう言った

「何がです?」

「A殿が勘解由小路無花果とどういう関係なのか、貴殿なら問い詰めると思っていたのだが…」

「ああ…左馬刻に遮られてしまいましてね」

「あ゙? 俺が悪いのか?」

「そうじゃねぇよ むしろその逆だ」

「「?」」

銃兎の言葉に二人は銃兎の顔を見る

「左馬刻は知ってると思いますが、姉さんは元検察官……言えない事だってあるでしょう」

「検察官か…確かにそうだと思うが……」

銃兔の言葉に理鶯は納得がいかないようだった

「言えねぇことがあんのはテメェもだしな」

「…姉さんには、即バレましたけど」

微笑を浮かべ、銃兔は言った

「姉さんには、昔から迷惑ばかり掛けているんです
両親が他界してから、頼りは姉さんだけでしたし…」

「A殿だけ?」

「ええ…母親の家族は全員他界していて、父親は家族と縁を切っていたので…」

「縁を…?」

銃兔の言葉に左馬刻が言った

「ああ 俺も詳しくは知らないが…昔、一度だけ親戚?…が来たときは、姉さんがキレてたな」

「へぇ…姉貴が」

「そういえば、何故左馬刻は、A殿のことを姉貴と呼ぶんだ?」

唐突に理鶯が聞いた

「確かに…気になりますね」

「良いじゃねぇか、別に」

「良くはねぇだろ 人の姉だぞ」

左馬刻の返答に銃兔がそう言った

「…助けてもらったんだよ」

「助けてもらった?」

「ああ…昔、合歓がどっかのクソ野郎共に絡まれたことがあってよ……そん時、まだ俺は餓鬼だったから、そいつらに歯が立たなかった…そしたら、通り掛かった姉貴が助けてくれたんだよ」

「……矢張り、A殿は、小官の尊敬する人に似ているな」

「理鶯の尊敬する人?」

理鶯の言葉に銃兔はそう聞いた

「ああ、訓練兵時代の教官にな」

「へぇ…」

「教官は、小官に体術だけでなく、料理も教えてくれた
教官には感謝している…おかげで貴殿らに料理を振る舞えている」

「お、おう…」

「それは…よ、良かったですね」

「「(あの料理を教えた奴を殴りてぇ…)」」




「そろそろ、ホテルに戻るか」

三人は、ホテルへと向かう



ーーーーー
過去の細かい部分は想像で書いてます

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和南(プロフ) - 最初のプロフィールの所の紹介欄で佐馬刻ではなく左馬刻ですよ (2020年9月8日 18時) (レス) id: adb4b6099f (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 猫苺さん» ありがとうございます!! (2020年5月1日 9時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
猫苺 - 30票にした達成感、、、。更新頑張って下さい!! (2020年5月1日 5時) (レス) id: 7adddb7655 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 莉那さん» あ…すぐに直します 教えて頂きありがとうございます (2020年3月5日 22時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
莉那(プロフ) - 入間さんの漢字 銃『兎』ですよ〜 (2020年3月3日 21時) (レス) id: b2b56d90f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2019年11月4日 0時

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