突然 ページ16
よりによって仕事が今日の俺に振り落ちてきた。
Aも最近は目眩も少なくなったみたいだし、アイツらが一緒なら大丈夫だと思って、ゆっくり仕事を終わらせることにした。
気づけば時間は過ぎ、もう11時になろうとしていた。
Aはもう家に帰っただろうか…
そんなことを考えていたら電話がなった。
【藤ヶ谷】からの着信だった。
『もし、』 〈おい!病院!〉
『は?』
〈Aちゃんが倒れて病院に、!〉
『えっ、どこ?!』
冗談であって欲しかった。
なんで急に…。
俺はまだ終わらせていない仕事を投げ捨て、病院まで走った。
『藤ヶ谷っ!』
〈あ、来たか、仕事大丈夫だったのか?ごめん急に、〉
『それよりAは、!?』
〈あぁ、今処置室にいる。多分発作なんじゃないかって、、〉
『発作…』
〈まだ軽い方だから心配はないって…〉
『そっか…』
治療が終わるとAは病室に移され、とりあえず一晩だけ入院することになった。
〈旦那さんですか?〉
処置室から出てきた主治医の先生が俺を見た。
『はい、』
〈少しお話よろしいですか?〉
俺は先生に誘導されるまま診察室に入った。
『Aは、大丈夫なんですか?』
〈実は、Aさんの病状の進行は徐々に早くなってきています。〉
〈最近になってふらついたり、頭が痛いとか言うことはなかったですか?〉
『いや、最近は…』
〈もしかすると、Aさんは体調面や精神面で大分我慢していてそれが今日偶然体に表れたのかもしれません〉
『え、、』
〈病気と戦うには絶対に本人だけの力だけじゃ無理なことがたくさんありますから。旦那さんもできるだけ本人に負担がかからないよう、なおかつご自身の体調管理もしっかりと行ってくださいね笑〉
そう微笑むと、主治医は出ていった。
Aの病室に向かうと明かりがついていて、中から藤ヶ谷とAの話す声が聞こえてきた。
俺は、思わず立ち止まってしまった──
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ももちん - 涙がとまりません (2021年1月3日 0時) (レス) id: bd2e175192 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ともさん» このレス欄でメンバーを言っていただければOKです! (2019年10月3日 15時) (レス) id: 1f93544609 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 返事遅くなりすみません!ボード大丈夫ですか? (2019年10月2日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ともさん» 大丈夫です! (2019年9月24日 1時) (レス) id: 1f93544609 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 病系でも大丈夫ですか? (2019年9月22日 15時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年9月13日 15時