76 転校生、 多すぎ。 ページ29
榛『おはよっっ!!』
奈「おはよ〜、榛妃。」
クラスに入ると、女子は奈津以外いなかった。
榛『奈津、女子は?』
奈「トイレ。」
少し時間が経つと、女子たちは、戻ってきたんだけど...。
榛『気合い、入ってんね...。』
奈「転校生、また来るらしいよ。それも、また男!しかもイケメンで、御井...拓?」
の「御井朔。前は、氷上高等学校に通っていた。全国模試、1、2位。容姿端麗、文武両道、完璧の塊。」
奈「はああ!?...てかなんで知ってんのよ。」
の「リサーチ済み。」
榛「だから、気合い入ってんだ。そりゃ、恋人になったら、女子的には嬉しいもんな。ハイスペック人間か。天は、二物も三物も与えすぎだって。」
そんな人間、ほんとにいんだね。
と考えていると、
心「おはよー...。」
遅刻ギリギリで、アクビをしながら呑気に登校してくる心奏。
榛「心奏、聞いてよ。また転校生だって。それもイケメンらしいよ。」
心「ん?...あぁ。そうなんだ。」
少し考えて、さほど驚かない心奏を見て、ちょっと違和感を感じた。
キーンコーン......
HR開始のチャイムが流れて、すぐに先生が入ってきた。
ドアのところで誰かと話しているけど、転校生だと思う。
「ん"ん"...皆、もう知ってると思うが、心奏に続く、転校生を紹介する。入ってこーい。」
先生は咳払いをしてそう言うと、転校生に合図をした。
「御井朔です。前は、氷上高等学校のスポーツ科にいました。卒業までの少ない時間、よろしくお願いします。」
と言い、一礼する。
パッと見、黒髪で黒目で、黒縁メガネで、頭良さそう、って言うかいいんだけど、裏ありそうな感じ。礼儀正しい子は大体そう。(偏見)
「席は、心奏の後ろな。」
スタスタとあるって来て、目が合う。
「よろしくお願いします。」
...ん?どこかで見たことあるような。ないような。
あれ、もう仲良くなったのかな。
なんか、2人でヒソヒソ話してるけど。
心「...あんたも、き...のか?」
朔「う...。ひ...し...り。」
全然聞き取れないや、耳に神経を集中させると...
"お兄ちゃん"
あれ、弟...なんていたっけ?心奏と私に。
あれ、心奏と私は、血が繋がってるよね、双子だもん...。
あれ、え?
頭がついていかなくて、授業も全然頭に入らなかった。
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郁 -iku-(プロフ) - 新雪さん» 有難う御座います!! (2017年1月21日 16時) (レス) id: 07c26d7834 (このIDを非表示/違反報告)
新雪 - 面白いです! (2017年1月10日 18時) (レス) id: 295e266782 (このIDを非表示/違反報告)
郁 -iku-(プロフ) - 桜月さん» 1票入れますね ー 。 (2016年8月30日 0時) (レス) id: 07c26d7834 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 加州でお願いします! (2016年8月25日 10時) (レス) id: a0ea2972ba (このIDを非表示/違反報告)
郁 -iku-(プロフ) - 紫朔さん» そーなのよwだから、泣いてしまうから消してしまおうって時あるwけど、消し方忘れたから無理でしたw (2016年6月13日 23時) (レス) id: 07c26d7834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:郁 | 作成日時:2016年5月9日 3時