55:ほんの少しの優しさ ページ19
今回から小説の書き方が変わります。
読みにくかったらごめんなさい。
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鏡花の言葉により、橘堂へ来た三人。
言い出しっぺの敦はメニューを見て青ざめ、国木田はズズ…とお茶を飲み、鏡花はもぐもぐと湯豆腐を食べている。
Aに関してはただ微笑んでいる。
「おかわり」
鏡花のその発言に、敦は肩を大きく揺らす。
敦は国木田へと助けを求めるが、「俺は払わんからな」と制された。
妹であるAにも助けを求めようとするが、妹に払わせる訳にもいかず黙っている。
「お客様はお決まりですか」
「………水で」
机に伏せながら敦はそう言った。
『あ、女将さ〜ん』
Aがそう言い、女将はAにも敦と同じ質問をする。
『湯豆腐二人前、お願い出来ますか』
まるで囁くように言ったAの注文に、女将は微笑んで「かしこまりました」と言って部屋を出た。
「何頼んだの?」
『アハハ 内緒です』
・
・
カコンと竹の音が部屋に響く。
「それで?」
「両親が死んで孤児になった私をマフィアが拾った。
私の異能を目当てに」
ス…と鏡花は携帯を出す。
「'夜叉白雪'はこの電話からの声にだけ従う。
だからマフィアは」
「それを利用して暗殺者に仕立てた、か」
「じゃあ、携帯電話を捨てれば」
敦のその問いを、鏡花は遮るように言う。
「逆らえば殺される。それにマフィアを抜けても行く処がない」
「電話でその夜叉を操っていたのは誰だ」
「……芥川という男」
'芥川'という単語に、敦は少しの怒りを表し、鏡花は目を細め、Aの表情は微かに動き、国木田は「……そうか」と小さく呟いた。
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♪音姫♪(プロフ) - 霧神廉さん» リクエストありがとうございます。あまり書いた事の無いキャラですが頑張ります! (2018年5月1日 11時) (レス) id: 28f218a5c0 (このIDを非表示/違反報告)
霧神廉 - とっても面白いです! リクエストで夢主ちゃんがモンゴメリちゃんと夢野久作と仲良くなる展開にしていただいでも宜しいでしょうか。ご検討、御願いします。 (2018年4月30日 22時) (レス) id: cff83fd718 (このIDを非表示/違反報告)
♪音姫♪(プロフ) - REIYAさん» コメントありがとうございます。これからも更新頑張ります♪ (2018年4月29日 14時) (レス) id: 28f218a5c0 (このIDを非表示/違反報告)
REIYA(プロフ) - 何時もみてます。≪そ〜ら〜を〜飛んで((≫の所を見ると頭の中で≪飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで回って回って回って回る〜≫しか流れないのです。分からないですよね。すみません。此れからも頑張ってください (2018年4月28日 15時) (レス) id: bc3561fcd7 (このIDを非表示/違反報告)
♪音姫♪(プロフ) - 嘘の仮面@英さん» ありがとうございます。 リクエストの方は、番外編(?)として別の小説を作る予定なので、そちらに書かせていただきます。 これからもよろしくお願いします。 (2017年12月20日 17時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪音姫♪ | 作成日時:2017年6月22日 8時