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「頼むから言葉を選んでくだせぇ…。A、確かに兄貴の裸は見慣れちゃいるが、怪我の世話に限った話だ。誤解するなよ」
「しません。ジンがあなたのことを信頼しているのもわかってますし、俺も頼りにしてます。ただ、わかってても嫉妬はするので、しばらくジンから目を逸らしててもらえますか」
「…言われなくてもジロジロは見ねぇよ」
「すみません、助かります」
俺が眼中に無いことを互いに承知の上で牽制してくるあたり、触るなと言った兄貴とまるでそっくりだ、と思いながら、ベッドに背を向けてゴソゴソと引き出しを漁る。
探すのにしっかり時間をかけた後で、無事に綺麗なシーツを手にした俺が振り返る頃には、素っ裸の兄貴はAを抱いて風呂場へと立ち去っていた。
兄貴の気も済んだようだから、このまま二人が戻って来ないうちに全てを片付け、本当の邪魔者にならぬうちに去ってしまうのが懸命だろう。
そう考えてベッドシーツに手をかけた俺は、ふと気がついて風呂場へ続く廊下の扉へと目をやった。
…念の為に、開きっぱなしだった扉を閉めておくべきかもしれない。
一度シーツから手を離し、扉に歩み寄る。取手に手をかけたところで、廊下を通して風呂場の方から少しくぐもったAの声が聞こえてきた。
『ジン、あのな。自慢って言われたのは嬉しいし、ウォッカだったら俺も別に気にしないけどさ。…恋人が寝てる事後のベッドルームに他の男を連れ込むのは、流石にマナー違反だと思う』
なるほど、これはいいことを言う。
俺もAに同意しやすぜ、兄貴。
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櫂渦【とーか】(プロフ) - シリーズを繋ぎ直しました！続きを読む、で次の話に飛んでいただけます！ (8月14日 23時) (
レス) id: 7ff0039a36 (このIDを非表示/違反報告)
櫂渦【とーか】(プロフ) - 点Ｐさん» ごめんなさい、コメントいただいて初めて次の話にシリーズが繋げられていなかったことに気づきました！まだ続きもupしてあるので、お楽しみいただけると幸いです！ (8月14日 23時) (レス) id: 7ff0039a36 (このIDを非表示/違反報告)
点Ｐ - 追いつきました…最高です！今まで見た中で一番好きです！最新頑張ってください！ (8月14日 21時) (レス) @page50 id: 7d48b43935 (このIDを非表示/違反報告)
櫂渦【とーか】(プロフ) - 乌罗伊利亚さん» ありがとうございます！これからもお楽しみいただけるよう頑張って参ります！！ (7月4日 21時) (レス) id: 7ff0039a36 (このIDを非表示/違反報告)
乌罗伊利亚 - とても面白かったです！今、一番好きな作品です 更新頑張ってください！！ (7月4日 12時) (レス) @page50 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂渦【とーか】
| 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/28997649
作成日時：2023年3月11日 21時
