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「じゃあ、ライの仲間ってことかしら。懲りないものね」
「残念ながら、今度のネズミはCIAからです。優秀なようで、誰にも正体を掴ませないまま今では幹部の立場にまで成り上がっていますね」
淡々と続けるAの言葉を聞きながら、ハンドルを切って車を人のいない路地裏の片隅へと運び、停車させる。
殺す覚悟はできている。
銃は肌身離さず持ち歩いているから今も懐にあるし、車にも複数武器の仕込みはある。舐めているわけではないが、Aが相手ならば勝機は十分にあった。
しかし、だからといって迂闊に彼に手を出すことはできない。ここでAを殺してしまえば、流石に組織に対してそれを隠し通すことはできないだろうから、私は潜入捜査を諦めて、逃げ出さなければならなくなってしまう。
そうなれば、CIAにはもう、組織の情報を得るすべがない。
CIAからの潜入捜査官は、父の遺志を継いだ自分一人しかいないのだから。
もちろん、最悪の場合には暴力に訴えざるを得ないとわかっている。
だが、できることならば。何とかしてこの場をやり過ごしつつ、機会を見て後日事故に見せかけてAの口を封じることができれば、それに勝る選択肢はなかった。
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櫂渦【とーか】(プロフ) - チャパさん» 嬉しすぎるお言葉、ありがとうございます！！マイペース更新にも関わらず追いかけてくださっていること、本当に嬉しいです。これからもお気の向く限り、男主の人生にお付き合いいただけますと幸いです( * ･ᴗ･ ) (2023年2月26日 9時) (
レス) id: 7ff0039a36 (このIDを非表示/違反報告)
チャパ - 沢山の作品の中で作者様のジンが1番好きです。飽きやすいので見なくなる作品は多々あるのですが、ずっと飽きることなく読ませてもらってます。前々から思っていたのですがふと好きだなーという感情がわいてきたのでコメントさせていただきました。長々とすいません。 (2023年2月23日 21時) (レス) @page38 id: b567095a1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂渦【とーか】
| 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/28997649
作成日時：2022年6月19日 21時
