幸福の風を受けて ページ21
(Aside.)
食事が終わり車内へ戻ってる途中、
A 「ご馳走様でしたぁっ。はぁ〜美味しかった。としくん、またこよっ！」
と 「気に入ってくれたなら良かった。おう、また行こうな」
A 「やったー！じゃあ帰ろっか」
と 「おう、家まで送る」
A 「ありがとう〜！」
車に乗り込む。
A 「としくんはいつも、私の送り迎えしてきたよね。もう何年やってる？飽きない？」
と 「そうだな〜小学校高学年ぐらいからカウントするなら15年ぐらい？
中学高校は部活とかあったから出来ない時もあったり大学はお互い違ったからあれだけど、、
飽きてたら送り迎えしてない。」
A 「そんな経つんだねぇ。。全然そんな感じしない。」
と 「でも部活あっても待っててくれる時とかあったよな。」
A 「1人しかいない教室で、窓際でフルート吹くのが好きだったからね」
と 「なんかてつやと3人で帰ったことあったよな。懐かしい」
A 「あったね！あの頃、てっちゃんよく聴きに来てくれてて、楽しかったなぁ」
と 「ふ〜ん」
窓を見ながら流れてくるラジオを聴き、心地よく車に揺られていた。
そして幼稚園の時の夢を見た。
としみつの家で遊ぶ2人
A 「大きくなったらとしみつくんと結婚する！」
と 「僕もAちゃんと結婚したい！」
A 「２人の約束ね！ゆーびきりげんまん・・・・」
と 「A？A？」
揺さぶられながら呼ばれていてハッと目を覚ました。
A 「あぁー気づいたら寝てたわぁ。」
と 「着いたよ。」
A 「あっ、うん。ありがとう。じゃあまた明日ね。」
扉を開けて、降りたところで立ち止まる。
と 「どうした？」
としみつのほうに振り返って
A 「ちょっと家あがっていかない？」
と 「あっ、うん。いいよ。」
そして、私は彼を引き止めた。
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作者名：ななみ。 | 作成日時：2020年7月22日 17時
