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77・高杉side ページ40

「っ…A…好きだ…」

「晋助……好き…」


思ったよりも大丈夫そうなAに安心する。耳元で囁くと同時に素早くAの下着に手を忍ばせた高杉は異変に気が付く。


「ッ……」

僅かにのみ湿り気を帯びたソコは、指一本でもキツそうなほどに、堅く入り口を閉ざしていた。


自分の身体の下で眼を閉じる彼女は自分を拒否しているようには見えないのに、だ。



(そうだ…Aは慣れてなんてねェ。

沖田によって為される行為の苦痛を和らげるために適応してきただけだ…)


「A、」


気持ちでは行為を受け入れようとしているのに、植え付けられた記憶がそれを邪魔している。


「んっ…。晋助…?」


指が差し込まれないことに不思議に思ったのか、閉じていた眼を薄く開くA。


「…ごめんなさい…。」


「謝るようなことじゃ、」


「いつも、こうなの…ッ。しばらくしたら慣れるから…続けて…っ」


「ッ…」


眼に涙を溜めながらも強く訴えるA


「ッ…ごめんなさい…」


やはり、Aは沖田以外の男を知らない。

普通の、相思相愛の営みを知らないのだ。


「やっぱりやりにくい…かな?ちょっと待ってて…」


自身の入り口に指を添える彼女にさらに驚きは大きくなる。


「ッ…く…」


(いつもこんなことさせられてたのか…!?)


「A、」


「っ…ぅ、」



(やっぱり、Aがあの餓鬼のことを許しても、俺はアイツだけは斬っちまいてえ。)


キツく目を閉じ、苦痛に耐えながら自身の入り口をほぐす姿に、彼女の心の傷の深さを痛いほどに思い知る。



「…そんなことしなくていい…っ。」

「…っ…?」

Aの手を掴んで退けさせ、


「大丈夫だから、」


「っ、やっ…ん」


代わりにソコに唇を寄せる。


「別にこうすりゃいいだろ…っ、は…ほらな」


どんどん湿り気を帯びてくる。


「ちがっ…あっやだっ」


「何が違うんだよ、ほら…」



再度下着に手をかけ、撫で回すように指を滑らせれば、身体を跳ねさせながら甘い声を上げる。

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海子(プロフ) - めっちゃ泣きました!特に45話くらいからやばかったです!これからも頑張ってください! (2017年4月1日 5時) (レス) id: 83ea04ee11 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - まだ読み途中なんですが、めっちゃ泣けました。これからも応援してます!! (2017年3月13日 23時) (レス) id: 473a281676 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!大人向け大丈夫でしたか?(笑)これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 最後の方とても…えろかったです…笑 なんかすごい大人な感じのお話でドキドキします笑 (2016年7月29日 2時) (レス) id: 0e09e5e967 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - ロックマウンテンさん» 早速のコメントありがとうございます!喜びのあまりにやにやがとまりません(笑)神威君、大活躍ですよー!これからも楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2016年6月28日 15時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あつぽん | 作成日時:2016年1月16日 16時

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