75・あなたside ページ38
「…っ、は…」
最初は触れるだけだった口付けが、やがて舌を絡め合い呼吸すら苦しい深い物へとなってゆく。
「ん…っ…、あっ…待っ、」
「ッ…」
唾液が混ざり合う音と荒い息遣いだけが部屋中に響く。
「しん…っ…ちょっと待って!」
「っは…怖ェか……?」
「じゃないけど…、」
「どうした…?」
「…わたしさっき走って汗かいちゃった…から……」
突然の流れに慌てふためいたAが懇願するが、
「……、」
「え……あッ」
もうそんな意見など聞く気も余裕もない高杉はそのままゆっくりとAの身体を押し倒す。
「…んなの、もう…待てって言われても待てねェよ…」
だが、布団に寝かされたAの身体をもう一度強く抱き締めると、
「…大事にするから………」
小さな声でそう付け加えた
「う…うん」
もうAの心臓はバクバク
だけど重ねられた身体から伝わってきた鼓動も自分と同じ位ドキドキしている事に気付き、なんだか嬉しくて…安心出来て…
「優しく…してね…」
やっと素直に身を任せる覚悟が出来た
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海子(プロフ) - めっちゃ泣きました!特に45話くらいからやばかったです!これからも頑張ってください! (2017年4月1日 5時) (レス) id: 83ea04ee11 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - まだ読み途中なんですが、めっちゃ泣けました。これからも応援してます!! (2017年3月13日 23時) (レス) id: 473a281676 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!大人向け大丈夫でしたか?(笑)これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 最後の方とても…えろかったです…笑 なんかすごい大人な感じのお話でドキドキします笑 (2016年7月29日 2時) (レス) id: 0e09e5e967 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - ロックマウンテンさん» 早速のコメントありがとうございます!喜びのあまりにやにやがとまりません(笑)神威君、大活躍ですよー!これからも楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2016年6月28日 15時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あつぽん | 作成日時:2016年1月16日 16時