8.崩壊 ページ8
何かを・・・大事な何かを忘れてる気がする・・・・!思いだせないっ・・・・!
唯「さ・・!・・・せさん!七瀬さん!」
「あ・・・・僕は・・ナニを・・?何も・・思い出せない・・・!」
この人は・・誰・・!?僕は・・・誰!なにもわからない!あぁ!あぁ!
唯「落ち着いて!」
「さわらないで!いやぁぁぁ!」
唯「落ち着いて・・・思い出せるから・・・!」
そういって誰かわからない男の子は、僕を抱き締めてきた。
「思い出せるの・・・?」
唯「大丈夫。大丈夫だから・・。」
「ありが・・・と・・・。」
何かが、目からこぼれ落ちた。これは・・・・涙?
昔の記憶が、頭をよぎった。
両親が、私を捨てた時の記憶。
あのとき、僕は捨てられたんだ・・・・・・。あれ?何かがおかしい・・・僕は、捨てられたとき、しゅごたまもいっしょにおいてあったはず・・・・・・でも、この段階ではしゅごたまがない・・?どうなって・・・!記憶の奥に、もうひとつの記憶が・・・!
家族との・・・幸せな記憶?うそでしょ?両親は、私を捨てたって・・・!あれは・・・二階堂さん?なんで、お母さんたちをいじめてるの?なんで私を抱えてるの?私・・・・捨てられてなかったの・・・?
唯「落ち着いた?」
「ごめんなさい。もう何もかも、信じられない・・。自分の記憶でさえも・・・・。キャラ・・なり。」
「うわっ!?」
「ごめんね・・・唯世くん。『キャットキル』・・・!!」
唯「・・・っ!!」
信じられないものなんて・・・もう全部・・・壊しちゃえ♪
「あははっあははははっ!」
壊しちゃえば、何も気にしなくていいんだ・・・!楽になれる・・・!
唯「七瀬さんっ・・・!」
どんどんばつたまが生まれていく・・・・・人間の夢なんて・・・どうせ叶わない。ならいっそ・・夢を見る前に・・・僕がコワシテアゲル・・・!
唯「もう・・・やめてよ・・・!君だってこんなこと嫌でしょ!?」
「ぅるさいっ・・・うるさいっ・・・・・うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいッッッ!!!だまれぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
僕はそのまま、窓を割って飛び出した。誰も僕をとめられない・・!!邪魔は・・・させないっ・・!
60人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴音(プロフ) - なっちーさん» なっちーさんありがとうございます♪頑張りますね! (2015年6月7日 11時) (レス) id: 137a15c666 (このIDを非表示/違反報告)
なっちー - すごく面白いです! 続きが気になります! 更新待ってます♪ (2015年6月6日 10時) (レス) id: 577f398bd4 (このIDを非表示/違反報告)
小猫(プロフ) - フィアさん» 文才ないですよ〜!更新もどんどん遅くなっちゃいますし・・・。あるなら差し上げます! (2015年4月24日 17時) (レス) id: 137a15c666 (このIDを非表示/違反報告)
フィア(プロフ) - 見に来ました!うわぁ……………………………うまっ…文才をくれませんか!?←ううーいいなー (2015年4月23日 22時) (レス) id: a8981e1f43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鈴音 | 作成日時:2015年4月23日 19時