第49話。 −笑顔の花− ページ20
貴「それで、話とは何ですか?」
カリエル「すみませんでした。酷いことを、いっぱいしてしまった」
貴「････カリエル、貴方にも何か事情があったんでしょう?」
いつからか、カリエルのことを『マスター』ではなく『カリエル』と
呼び捨てで呼ぶようになっていた。
カ「まぁ、あったといえばありました」
貴「良かったら、聞かせてください」
カリエルは少しためらってから言った。
カ「好きだったんです」
貴「へ?」
気の抜けた声を出してしまった。
貴「そそそ、それってどういう意味ですかっ?!」
すっかりテンパってしまった私。
今私が置かれている状況についていけない。
カ「ですから、私はAが好きなんです。
だから、Aを離したくなかった。
私のところにだけいて、私だけを見て欲しかった」
貴「････････････」
カ「年上は、嫌ですか?」
貴「年上は別に嫌ではないです。
でも、私は貴方をそういう感情で見たことはなかった。
すみません、カリエル。
貴方の気持ちに答えることは出来ません」
カ「･･････ふっ」
カリエルが小さく笑った。
貴「?」
カ「やっぱりあの少年には勝てないのですね。
分かりました。諦めましょう」
『あの少年』が誰のことを言っているのかは分からなかったけれど、
一応返事をした。
貴「本当にすみません」
カ「惨めになるので、もう謝らなくて良いですよ。
それと、私はAに今までしてきたことを許してもらえますか?」
カリエルの顔をよく見る。
今まで見てきた顔は裏がある顔だった。
でも、今のカリエルの顔は本気で何かを願っている顔だった。
私はカリエルが望んでいる、願っているその言葉を言おう。
貴「全部許します。
もう、しないでくださいね」
カ「ありがとう。
A、蛇の毒は解散させる。
Aは妖精の尻尾に入りなさい」
貴「えっ?妖精の尻尾に?」
カ「そうだ。
きっとマスターも良いと言ってくれるはず」
貴「はいっ!!!!」
カ「さぁ、行こうか」
私はカリエルを連れ、ギルドの裏を出て中に入った。
カリエルは笑顔。私も、笑顔。
それを見た妖精の尻尾の人たちも笑顔に。
ギルドに笑顔の花が咲いた。
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あずさ(プロフ) - あみさん» 14歳だよ(＾ω＾)♪゛ (2013年3月28日 18時) (
レス) id: 1133470019 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - 星海音浅葱さん» いきなりどうした!!!笑 (2013年3月28日 18時) (レス) id: 1133470019 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - あずささん» あずさって、呼ぶね(^з^)-☆Chu!!あずさは、何歳になったの？ (2013年3月22日 10時) (携帯から) (レス) id: 245a091876 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - あみさん» あずさで大丈夫だよー!こちらこそありがとう♪♪ (2013年3月22日 10時) (レス) id: f264030e3f (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - あみさん» ではタメで!あみって呼ばせてもらうね＾＾ 呼びタメOKだよ(＾ω＾)♪ これからよろしくね!!* (2013年3月21日 19時) (レス) id: 1133470019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずさ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/graylove/
作成日時：2012年11月1日 23時
