まんなか。０４

01 夕闇。 ページ37

＊



______夕闇。



「あ、夕闇さんたちだ。いらっしゃいませ」



扉をあけてくれた小さいその人は、相変わらず可愛くて思わず口元が緩んだけど、焦って周りを見たらみんな同じ顔してた。
……俺らやば。



小「こんちは、Aさん！」

ト「っす」

千「あの、これ、お土産です！」

に「わざわざ出迎えすみません」

て「うぉい！お前ら駅まで迎えに行った俺に対してと反応違いすぎん！？」

り「わかりやすいんだよな〜w」



りょうくんとてつやくんに笑われたけど、そりゃそうでしょ！！！！！



ト「ほんっとずるいっすね…俺もAさんが一緒にいてくれたら撮影もバンドももっと頑張れるわ」

「ふふ。ほんと？ありがと」

ト「いや、まじで。てつやさんやめて俺んとこ来ません？」

て「うぉーーーーい！！！まじ口説きやめて！？」

ト「もうゆめまるくんに全世界に恋心バラされてるから怖いもんねえんすわ」

ゆ「ごめんね？w」

小「ともやんはガチだからねw」

千「えぇ〜じゃあ俺も…」

と「手あげんなw」

に「でもほんとAさん来てから東海華あるもん」

ト「それ。企画もさらにおもれーし」

千「ズルいよね」

「おー褒められてるー！！」

り「Aご機嫌だw」




さらにニコニコになったAさんは可愛さの化身。はーいいな、まじで。ずるいわ。



……っていうか俺の恋心のくだり華麗にスルーじゃね？？いいけど、別に。本気だけど。






小「今日もさーつえいおつかれっっしたぁーー！！」


コヤのでけえ声を皮切りに、各々の缶が激しく当たる。





千「Aさん、まじで、まじであのキス我慢の動画やばかったですっ」

「やぁ〜恥ずかしいなぁ」

り「まじで俺は騙されただけなんだけどなぁw」

ゆ「動画外でキスしちゃってるってアウトだよ、りょうくんw」

虫「僕はお酒のせいだからねっ！」

と「お前ら言い訳すんな！バーカ！！」

て「そうだそうだ！！」

に「いや2人は早すぎだったw」

小「で、次は？いつ？俺まじ準備万端だかんね！？」

て「コヤは呼ばんわ！！絵面が怖すぎるわ！」

小「はぁ〜！？ひどくなぁい！？！？」

「ふふ」

ト「なんだったら今からどうすか」

「え？wともやん酔ってる？w」

ト「いや、酔ってないっす。」

て「ねぇーー！！じりじり寄って行ってるやん！！ともやんガチすぎん！？」

虫「こらぁーー！離れなさーーーい！」

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