どうやら、総統様に気に入られたようですね。

7.あ、いたんだ ページ8

「...ホントに体育館の場所知らなかった？」
「にしし、どーだろうね？」

はぁ...私は嘘を見破るのは得意じゃないんだけど...

まぁ、無事についたならいいか...

「とりあえず入ろっか」
「そうだね」

そう言って王馬くんは体育館の扉を開けた。

中には...

「...わお。私たちの他にも人がいたんだね」
「そうみたいだね〜」

よかった。
これでなにか情報を聞くことができるかな？

それにしても、やっぱりここはどこなんだ...？
私はどうしてこんな場所にいるんだろう...？
...こんなことしてる暇はないんだけどな〜...

「ねぇ...てる？...ちゃん？」
「...え？ごめん、なんか言った？」
「あ、やっぱりまた聞いてなかったんだ〜」
「うん。ごめんね。で、なに？」
「自己紹介だよ！次は輝夜ちゃんの番！」

あー...またやってしまった。
なにかを考えているときは人の話を聞かない。
...これ、どうにかしなくちゃな...

「んっと...輝夜Aです。超高校級の歌い手やってます。よろしくです」
「Aちゃんか〜！私は赤松楓！超高校級のピアニストなんだ！よろしくね！」
「楓ちゃんね、よろしく」

その後も私はいろんな人とお話した。

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