テレカクシ思春期02 ページ4
昔はこんな風に接してられて無かったな。
ふと、昔の事を思い出す
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俺はあの時、友達数人と遊ぶ約束してた
そこに「わたしも!」と付いて来たA
あん時は俺も子どもで
「ついてくんなっ!」って、遠ざけてたっけ…
あぁ、そういやあん時もだ。
俺のおもちゃ 壊されたんだっけ…
あの時は三日くらい口も聞かなかったっけ…
謝ってきたAをしばらくの間、
俺は意地張って許してやれなかったっけ…
俺も子供だったな…
今はしゃーねぇな それで済ませてやれる
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『ねぇ、健兄‼︎ お買い物行こうよ‼︎』
「はいはい」
そう言いポン、と頭に手を置く
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しばらくして、用意が出来たのか
「早く、早く」と急かしてくる
そして着いたのは都内のショッピングモール
「何買うんだ?」
『新しいゲーム‼︎』
と、キラキラした笑顔で答えるA
お前は小5男子かっ! とツッコミを入れたくなる
『それから、バスケ用品見に行こ!』
「分かったからそんなに引っ張るなって」
呆れ半分、嬉しさ半分
多分 今の俺の顔は笑ってると思う
バスケの話をしながらモール内を歩き、
目的の物を買ったりした
*
*
*
『はぁ〜、楽しかったぁ〜‼︎』
「よかったな(笑」
やっぱりオフは満喫しなきゃね♪
と、俺の少し前を歩いていたAが
くるりと振り向き笑いかけてきた
「持ってやるよ、ほら」
と、荷物を持ってやると
腕を絡め「ありがとう」と微笑むAは
俺の妹と思えないくらい可愛かった
そんな事は表にはぜってぇ出さねぇけど。
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(そーいや、Aの彼氏って?)
(え…、ヒミツ///)
(コレが娘を嫁にやる父親の気持ちか…)←
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夕凪 - 金曜日のおはようを、紫原君で書いてください (2014年12月8日 15時) (レス) id: 416cfb7770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼(アオイ) | 作成日時:2014年4月7日 7時