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テレカクシ思春期01 ページ3

今日は久しぶりのオフだ
しかも、日曜日のオフはかなり貴重だ

…と、言ってもやる事は特にはない


いつもより遅く起きた事以外
変わった事はしていない


ベットから這い出ると、
真っ先に向かうのは洗面台



『け、ん兄おはよ…』

「おう…」


洗面台に立ち一丁前にメイクしてるのは、
紛れもなく俺の妹のAで…

プルプルと手を震わせマスカラをしてる


『健兄? ごめんね、もう終わったから!』

「お、おう…」


うん。可愛い
じゃなくて、違和感ぱねぇ…
なんだ、彼氏でも出来たのか…?


俺は歯を磨き、顔を洗って廊下を歩く
と、Aの部屋からゲームの音と叫び声が聞こえてきた


ガチャリ、とドアを開けると
Aも俺に気づいたみたいだ


『あっ、健兄‼︎』

「…それ、俺のパーカー?」

『うん、置いてあったから』


そう、Aが着てるのは
俺のお気に入りのパーカー

それを部屋着にしてるみたいだ


『健兄 まだ着る予定だった?』

「いや、もう着ねぇよ。使っていいぞ」


しゃーねぇな、と甘やかし頭を撫でると
にへら、と満面の笑みを浮かべたA

お下がりにも慣れっこになって…


『へへへっ、そうだ健兄 ゲームしよっ‼︎』

「手加減しねぇからな、覚悟しろよ」


そう言ってゲームを始めた俺たち


もちろん、俺の方が上手く
Aの顔がみるみる曇っていった

目に涙を溜めふくれっ面の
Aの顔は昔と変わらない

この辺で少し手を抜いてやる


そしてしばらくするとAの、
画面には赤色のWINNERの文字が浮かび上がった

Aの顔もパァッと、明るくなる



なんだ、Aもまだまだ子どもか。


と、少し安堵した俺がいた

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夕凪 - 金曜日のおはようを、紫原君で書いてください (2014年12月8日 15時) (レス) id: 416cfb7770 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼(アオイ) | 作成日時:2014年4月7日 7時

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